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2024年10月19日(土)05時30分

NY外為市況=149円台に下落

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日本時間午前5時30分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  149.47 - 0.74 (- 0.49%) 150.28 / 149.37
ユーロ・ドル 1.0869 + 0.0038 (+ 0.35%) 1.0869 / 1.0825
ポンド・ドル 1.3048 + 0.0037 (+ 0.28%) 1.3071 / 1.3004
ドル・スイス 0.8649 - 0.0011 (- 0.13%) 0.8670 / 0.8646
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<きょうの材料>
※経済指標
【米国】
*米住宅着工件数(9月)21:30
結果 135.4万件
予想 135.0万件 前回 136.1万件(135.6万件から修正)
*建設許可件数(9月)21:30
結果 142.8万件
予想 146.0万件 前回 147.0万件
※発言・ニュース
*ボスティック・アトランタ連銀総裁
・中立金利達成を急ぐつもりはない。
・名目中立金利は3.00-3.50%の範囲。
・25年末までのインフレ目標達成を予想。
・米労働者はインフレを上回る賃金で追いついている。
・インフレが上昇すれば積極的に行動する。
・0.50%の大幅利下げで、FRBはいかなる事態にも備えが整った。
・景気後退は自身の見通しにはない。
*マクルーフ・アイルランド中銀総裁
・政策金利がもっと早く引き下げられるべきだったとは思っていない。
・地政学的な側面が幾つかの点でこれまで以上にリスクが高い。
・地政学的な影響はECBには制御できない。
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<月曜日の材料と事前予想>
【中国】
中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート)(10月)10:00
予想 3.15% 前回 3.35%(1年)
予想 3.65% 前回 3.85%(5年)
【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(9月)15:00
予想 -0.3% 前回 0.2%(前月比)
予想 -1.2% 前回 -0.8%(前年比)
【米国】
景気先行指数(9月)23:00
予想 -0.3% 前回 -0.2%(前月比)
シムカス・リトアニア中銀総裁が会見
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が討論会参加(質疑応答あり)
ローガン・ダラス連銀総裁が米証券業金融市場協会(SIFMA)年次会議出席(質疑応答
なし)
シュミッド・カンザスシティ連銀総裁が米経済および金融政策見通しについて講演(質
疑応答あり)
IMF世銀年次総会(26日まで)、加藤財務相出席
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 きょうのNY為替市場、ドル買いが一服する中でドル円は戻り売りが強まり、一時1
49.35円付近まで下げ幅を拡大した。前日の強い米小売売上高を受けての150円
台への上昇をほぼ帳消しにした格好。前日の力強い上げから、150円台を完全回復し
151円台前半に来ている200日線を試すか注目されたが、きょうのところはその期
待は肩透かしに終わっている。
 FRBが利下げサイクルを開始し、日銀は逆に利上げに着手し始める中で、以前のよ
うに160円を超えて上昇すると見ている向きはまだ少ない。ただ、逆に下押す動きも
ないことからリバウンド相場が崩れる雰囲気ではないが、ドル円は10月に入って急ピ
ッチで上昇したこともあり、150円台はさすがに重かったようだ。戻り待ちの売りオ
ーダーも多く観測されいた。
 ユーロドルは買い戻された。前日はECB理事会を受けてユーロ自体も売りが膨ら
み、ユーロドルは1.0810ドル付近まで下落していた。200日線を下放れる展開
となっていたが、本日はその下げを取り戻す動き。本日の200日線は1.0870ド
ル付近に来ているが、目先はその水準を回復できるか注目される。
 ただ、前日のECB理事会を経てユーロに弱気な見方が広がっている。ECBは恐ら
く各理事会ごとに利下げするのではと見方も増えつつある。そのような中でECBの利
下げペースは、FRBはもちろん、英中銀よりも速くなると考えられており、ユーロは
上値が重い展開がしばらく続くと見られているようだ。ユーロドルは1.08ドルを下
回れば、すぐに1.07ドルを試しに行くとの声も出ている。
 ポンドドルは1.30ドル台で上下動。今週は1.29ドル台に来ている100日線
を試すかにも思われたが、1.30ドル台を死守している。本日はロンドン時間に9月
の英小売売上高(数量ベース)が発表になっていたが、予想を上回る強い内容となって
いた。
 これを受けてエコノミストからは、英中銀は緩やかな利下げを選択する可能性が指摘
されていた。利下げが相次げば消費者の需要がさらに高まる恐れがあり、そうなればイ
ンフレが再燃する可能性もあるため、利下げは緩やかに行われる可能性が高いという。

 ただ、英中銀の利下げにあたっては様々な見方が出ていることも事実で、ベイリー総
裁は大幅利下げを推進したがっているとの見方も伝わっている。総裁はサービスインフ
レが緩和するにつれて、連続引き下げを推進する可能性があるという。
MINKABU PRESS