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2025年05月15日(木)11時49分

東京株式(前引け)=大幅続落、目先高値警戒感から利益確定売り優勢に

 15日前引けの日経平均株価は前営業日比422円39銭安の3万7705円74銭
と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億5087万株、売買代金概算は2
兆3131億円。値上がり銘柄数は383、対して値下がり銘柄数は1213、変わら
ずは36銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は売り優勢。日経平均はこれまでの急ピッチの上昇の反動
が出て、目先高値警戒感から先物主導で大きく下値を探る展開となった。前日の米国株
市場ではナスダック総合株価指数の上値指向は続いているもののNYダウが続落するな
ど上昇一服局面にある。また、外国為替市場でやや円高方向に振れており、輸出セクタ
ー中心に向かい風となっている。ここショートカバーで戻り足を強めていた半導体関連
株の上げ足が止まり、利食い急ぎの動きが観測される。値下がり銘柄数は1200を超
え、プライム市場全体の74%の銘柄が安くなった。
 個別では、群を抜く売買代金をこなしたディスコ<6146>だが株価は反落となったほ
か、フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>なども利益確定売りに押された。ソニ
ーグループ<6758>、任天堂<7974>なども軟調。GENOVA<9341>が急落、GM
Oインターネット<4784>、シンクロ・フード<3963>なども大幅安となった。半面、
三菱重工業<7011>がしっかり、商船三井<9104>も買われた。SMC<6273>が上値
追いを続け、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>の上げ足の強さも目
を引く。UTグループ<2146>は値上がり率トップに買われた。
出所:MINKABU PRESS