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2025年08月06日(水)22時18分

NY外国為替序盤=147円台で上下動

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日本時間午後10時17分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  147.38 - 0.24 (- 0.16%) 147.89 / 147.31
ユーロ・ドル 1.1630 + 0.0055 (+ 0.48%) 1.1633 / 1.1564
ポンド・ドル 1.3324 + 0.0025 (+ 0.19%) 1.3330 / 1.3282
ドル・スイス 0.8061 - 0.0015 (- 0.19%) 0.8094 / 0.8058
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 日本時間午後10時17分現在のドル円は1ドル=147.38円。きょうのNY為
替市場、ドル円は147円台での上下動に終始している。本日147.80円付近に来
ている21日線に接近すると上値を抑えられる一方、さらに下値を試す動きも限定的と
なっている。
 状況に変化はなく、先週の驚きの米雇用統計を受けた急落からは一服しているもの
の、積極的に買い戻しを強める動きまでは見られない。先週の米雇用統計を受けてFR
Bの早期利下げ期待が台頭しており、それがドル円の買い戻しにブレーキをかけている
状況。次のアクション待ち。
 短期金融市場では9月の米利下げ確率が90%近くまで上昇しているほか、年内2回
の利下げも完全に織り込み、3回の利下げを35%程度の確率まで織り込む動きとなっ
ている。
 円については厚労省が本日、6月の毎月勤労統計を発表していたが、名目賃金は前年
比で2.5%増加し、前月からは伸びが加速したものの予想は下回った。一方、インフ
レを加味した実質賃金は1.3%減少し、予想よりも大きな落ち込みとなった。ただ、
エコノミストからは「賃上げが着実に広がっており、日銀の利上げを支える要素となり
得る」との評価も出ていた。
 本日の勤労統計は、日銀の利上げを正当化まではしないものの、拒む材料ではないと
見られているようだ。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147円に観測され
ている。
6日(水)
147.00(15.6億ドル)
7日(木)
147.65(11.4億ドル)
148.50(12.4億ドル)
MINKABU PRESS