きょうの欧米市場の注目材料としては、欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表や
ラガルドECB総裁の会見がある。市場では、政策金利の中で最も重視される中銀預金
金利は現行の3.50%から3.25%に0.25%引き下げられることが確実視され
ている。
きょうはまた、9月の米小売売上高、10月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指
数、9月の米鉱工業生産指数の発表も予定されている。9月の米小売売上高は、総合の
大方の予想が前月比0.3%増加、自動車を除いた大方の予想が同0.1%増加となっ
ており、前月比では総合が3カ月続けて増加、自動車を除くと4カ月続けて増加すると
みられ、10月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、大方の予想が3.0とな
っており、前月の1.7を上回り、2カ月続けて上昇すると見込まれている。9月の米
鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比0.2%低下となっており、前月比では2カ月
ぶりに低下するとみられている。
MINKABU PRESS