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2024年10月17日(木)22時31分

NY外国為替序盤=一時150円台回復

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日本時間午後10時29分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  149.82 + 0.18 (+ 0.12%) 150.08 / 149.25
ユーロ・ドル 1.0813 - 0.0049 (- 0.45%) 1.0874 / 1.0811
ポンド・ドル 1.2985 - 0.0005 (- 0.04%) 1.3023 / 1.2974
ドル・スイス 0.8660 + 0.0006 (+ 0.07%) 0.8670 / 0.8630
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 日本時間午後10時26分現在のドル円は1ドル=149.82円。きょうの為替市
場、NY時間に入ってドル買いが強まる中、ドル円は一時150円台に上昇する場面が
見られた。先ほど発表になった9月の米小売売上高が予想以上に強い内容で米個人消費
の底堅さを示した。これを受けて短期金融市場ではFRBの利下げ期待をやや後退させ
ており、為替市場はドル買いの反応に繋がっている模様。米国債利回りも上昇してい
る。
 米小売売上高を受けてドル円は、ここ数日拒まれていた150円を突破した。しか
し、滞空時間は短く、直ぐに戻り売りに押されて149円台に戻している。150円台
での売り圧力の強さがうかがえる動き。FRBが利下げサイクルを開始し、日銀は逆に
利上げに着手し始める中で、以前のように160円を超えて上昇すると見ている向きは
まだ少ない。150円を突破しても以前ほど上値は軽くないようだ。
 目先は、心理的節目の150円台の完全回復、その上はフィボナッチ水準が来ている
150.65円付近、そして151円台前半に来ている200日線が上値ターゲットと
して意識される。
 ECBが理事会を開催し、予想通りに0.25%ポイントの利下げを実施した。ラガ
ルド総裁の会見が現在行われているが、成長に対するリスクは下振れ方向と指摘する一
方、インフレは向こう数カ月で上昇するとの見通しを示している。米小売売上高の発表
に伴うドル高もあって、ユーロドルは1.08ドル台前半まで下落し、200日線を下
放れる動きとなっている。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
17日(木)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS