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2025年11月04日(火)23時49分

米株式市場序盤=ダウ平均は続落

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米東部時間午前10時46分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 47054.48 - 282.20 (- 0.60%) 47148.04 / 46877.06
ナスダック総合指数  23533.09 - 301.63 (- 1.27%) 23545.21 / 23422.70
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 きょうのNY株式市場、ダウ平均は一時400ドル超続落して始まったほか、本日は
IT・ハイテク株も利益確定売りに押されており、ナスダックは大幅安で始まってい
る。前日比は、ダウ工業株30種平均が282.20ドル安の4万7054.48ド
ル、ナスダック総合指数が301.63安の2万3533.09。
 特段の理由は見当たらないが、FRBの利下げ動向やIT・ハイテク株のバリュエー
ションを巡る不透明感に市場の意識が再び集まっている模様。本日、香港で金融機関の
CEOによる金融サミットが開催されていたが、ウォール街のCEOからは、株式市場
の10%超の下落の警告も出ていた。ただ、その場合でも健全な調整の範囲だとも述べ
ている。「企業業績は堅調だが、課題はバリュエーションだ」との指摘もCEOから出
ていた。
 FRBの12月利下げ期待の後退も重し。先週のFOMC明けで、FOMC委員の発
言が数多く伝わっているが、12月利下げについて慎重な見方が多い。グールズビー・
シカゴ連銀総裁は前日に、「労働市場よりもインフレの方を懸念している」と発言し、
追加利下げの見通しに慎重さを促した。
 また、米政府機関の閉鎖が35日目に達し、2018-19年の最長記録に並んだこ
とも投資家心理を冷やしている可能性もありそうだ。
 一方、決算ではパランティア<PLTR>が前日引け後に決算を発表し、通期の売上高見
通しを上方修正したにもかかわらず、ネガティブな反応を見せている。IT・ハイテク
大手の最新の決算は、AIへの巨額投資が続いていることを示しており、今年の世界の
株式市場をけん引してきた主因に一定の正当性を与えている。しかし、投資家からは材
料出尽くしで利益確定売りを出す動きが見られ、わずかな欠点でも敏感に反応する傾向
が強まっている。
 「パランティアの業績は“素晴らしい”が、株価は極端な水準にある。数字自体は強
いが、2026年の1株利益予想の83倍というバリュエーションではリスク・リワー
ドが合わず、AIへの投資は別の銘柄で行う方が良い」との評価も聞かれた。
パランティア<PLTR> 189.36(-17.82 -8.60%)
アップル<AAPL> 268.80(-0.25 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 511.26(-5.77 -1.12%)
アマゾン<AMZN> 252.52(-1.48 -0.58%)
アルファベットC<GOOG> 279.60(-4.52 -1.59%)
アルファベットA<GOOGL> 279.10(-4.62 -1.63%)
テスラ<TSLA> 451.98(-16.40 -3.50%)
エヌビディア<NVDA> 202.59(-4.29 -2.07%)
メタ<META> 633.44(-4.27 -0.67%)
AMD<AMD> 252.96(-6.69 -2.58%)
イーライリリー<LLY> 889.00(-7.53 -0.84%)
MINKABU PRESS