16日前引けの日経平均株価は前営業日比817円09銭安の3万9093円46銭
と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は8億662万株、売買代金概算は1兆
9356億円。値上がり銘柄数は557、対して値下がり銘柄数は1031、変わらず
は55銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株を中心に利益確定売りが噴出、特に日経平均寄与
度の高い半導体製造装置関連の値がさ株をはじめハイテクセクターへの売りが顕著とな
り全体を押し下げている。日経平均は朝安後に買い戻しが入り下げ渋る場面もあった
が、前引けにかけ売り直され800円を超える下げ。フシ目の3万9000円台を巡る
攻防となっている。ただ個別には中小型株の一角に買いが入るなどで、値下がり銘柄数
は1000あまりで全体の63%にとどまっている。売買代金は低調で2兆円台を割り
込んだ。
個別では断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が一時14%の急落を
みせたほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>なども大きく下落した。ソ
フトバンクグループ<9984>に売りがかさみ、ファーストリテイリング<9983>も軟
調。このほか、ウェザーニューズ<4825>、ディップ<2379>などが大幅安となってい
る。半面、三菱重工業<7011>が頑強、IHI<7013>も上昇。フジクラ<5803>も買
いが優勢だった。NEC<6701>が値を上げ、パルグループホールディングス<2726>
は商いを伴い値上がり率トップに買われた。IDOM<7599>も急騰した。
出所:MINKABU PRESS