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2025年08月05日(火)05時28分

NY原油引け速報=続落、主要産油国の増産やインドの声明が重し

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ニューヨーク原油(NYMEX)
                      帳入値  前日比
    原油     2025/09 66.29 - 1.04
        2025/10 65.30 - 0.90
        2025/11 64.55 - 0.73
                     帳入値  前日比
ヒーティングオイル 2025/09 231.76 + 1.77
2025/10 231.06 + 1.47
改質ガソリン 2025/09 210.22 - 1.64
2025/10 195.16 - 1.66
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.04~
0.90ドル安。その他の限月は0.73~0.21ドル安。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国は9月の生産量を日量54万
7000バレル引き上げることで合意し、23年に実施した日量220万バレル規模の
自主減産の巻き戻しを完了することが重しとなった。この決定は想定内だが、先週末の
弱い米雇用統計を受けて米国の需要下振れ懸念が強まっており、供給過剰が意識されて
いる。
 ウクライナ停戦を目指すトランプ米大統領がインドにロシア産原油の輸入を停止する
よう要求し、高水準の関税で威嚇している一方、インド外務省がこの要求に応じない方
針を示したことも重し。インドはロシア産原油の購入を続けるもよう。米国は原子力産
業向けのウラン六フッ化物、電気自動車産業向けのパラジウム、肥料、化学品などをロ
シアから輸入し続けているなかで、インドにロシア産原油の輸入を止めるよう要求する
のは不当かつ不合理と声明で指摘した。
 改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルの期近は反発した。需要期の終わり
を見据えて、改質ガソリンの推移は低調。
MINKABU PRESS