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日本時間午前6時20分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 145.37 - 0.54 (- 0.37%) 146.19 / 144.83
ユーロ・ドル 1.1250 + 0.0022 (+ 0.20%) 1.1293 / 1.1197
ポンド・ドル 1.3306 + 0.0060 (+ 0.45%) 1.3323 / 1.3212
ドル・スイス 0.8313 - 0.0004 (- 0.05%) 0.8341 / 0.8270
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<きょうの材料>
※経済指標
【カナダ】
雇用統計(4月)21:30
結果 0.74万人
予想 2.7万人 前回 -3.26万人(雇用者数・前月比)
結果 6.9%
予想 6.7% 前回 6.7%(失業率)
※発言・ニュース
【米国】
*クーグラーFRB理事
米国の労働市場は安定しており、最大雇用に近い
過去2回の回復は、3.5%の失業率が持続可能であることを示唆
現在の政策は緩やかな制限的なものだ
労働市場は安定しており、底堅く推移している
第1四半期のGDPは、経済の実体面が底堅いことを示している
不確実性が高い中、シナリオは重要
*ナバロ・ホワイトハウス上級顧問(通商担当)
米国は英国への牛肉、鶏肉、乳製品の販売を増やす
EUは貿易交渉の優先事項として非常に高い
欧州のVAT税は米国にとって問題だ
日本は自国市場を守るのが最もうまい
*ウィリアムズNY連銀総裁
今は大きな不確実性と変化の時である
中央銀行の独立性はより良い結果をもたらす
貿易政策は成長の鈍化リスクを高める
市場は米国の成長のダウンサイドリスクに注目している
インフレ期待の安定化が2%目標に向けて重要
物価の安定失くして経済の安定はない
中央銀行はデータが出るまで待つ時間がある
労働市場には回復力がある
*バーキン・リッチモンド連銀総裁
直近の消費者信頼感は消費と一致していない
企業が関税を受けて価格を引き上げることができるのは当たり前のことではない
【カナダ】
カーニー首相、火曜日に新内閣発表
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<週末と来週月曜日の材料と事前予想>
10日(土)
8:45 クックFRB理事、セントルイス連銀総裁、クリーブランド連銀総裁、シュナーベ
ルECB理事、金融政策会議出席
10:30 中国消費者物価指数・生産者物価指数(4月)
アイスランド中央銀行主催レイキャビク経済会議(~11日)
ベッセント米財務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表、中国何副首相と貿易問題に
ついて協議(スイス、~11日)
11日(日)
バーキン・リッチモンド連銀総裁、リッチモンド大学の卒業式で講演
12日(月)
【日本】
国際収支(3月)08:50
予想 N/A 前回 40607.0億円(経常収支)
予想 N/A 前回 23168.0億円(経常収支・季調済)
予想 N/A 前回 7129.0億円(貿易収支)
17:00 ロンバルデッリ英中銀副総裁、英中銀ウォッチャー会議出席
19:30 グリーン英中銀委員、英中銀ウォッチャー会議出席
21:50 マン英中銀委員、英中銀ウォッチャー会議で中立金利について講演
23:25 クーグラーFRB理事、全米企業エコノミスト協会(NABE)で経済見通しについて
講演(質疑応答あり)
13日1:00 テイラー英中銀委員、英中銀ウォッチャー会議出席
ユーロ圏財務相会合
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きょうのNY為替市場は午前中、それまでのドル安円高基調が継続する形で144円
83銭を付けた。木曜日に米英貿易協議合意を好感したドル高に146円台まで上昇。
東京午前にその流れから146円19銭を付けたが、その後はNY午前までドル売りが
継続した。
安値からは反発し145円30銭台まで戻して週の取引を終えた。週末に中国の何副
首相と米国のベッセント財務長官らの米中通商協議がスイスで行われる予定となってお
り、行き過ぎた動きには慎重姿勢が見られた。トランプ大統領が自身のSNSで現状の
145%の関税率を引き下げる可能性を示唆しており、期待が広がっているものの、協
議進展に懐疑的な見方もあり、一方向の動きにはなりにくかった。
ユーロドルはNY午前のドル安局面で1.1293まで上昇。1.1300を付けき
れずに売りが出ており、1.1250前後で週の取引を終えた。ドル円同様に行き過ぎ
た動きには警戒感。
米英貿易協議合意以降買いが優勢なポンドは東京昼頃の1.3210台から1.33
20台まで上昇。対円でNY市場で193円48銭を付け、ドル円などで円安が進んで
いた東京朝よりも高い水準を付けるなど、ポンドの上昇が全般的に目立った。
ユーロドルは163円台半ばを中心としたもみ合い。ドル主導の動きで方向感がはっ
きりせず。
MINKABU PRESS