12日前引けの日経平均株価は前営業日比16円47銭高の3万7519円80銭と
小幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は9億8964万株、売買代金概算は2兆
2704億円。値上がり銘柄数は864、対して値下がり銘柄数は700、変わらずは
68銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方買い優勢で日経平均は200円程度上昇してスター
トしたが、その後は漸次上げ幅を縮小する動きとなった。前引けはわずかに高く引けた
ものの前場取引における安値引けとなっている。半導体関連が買われ全体指数に押し上
げ効果をもたらしたが、トランプ米大統領が自身のSNSで米国での薬価を大きく引き
下げる大統領令に署名することを明らかにしたことを受け、医薬品セクターが売り込ま
れ、市場センチメントを悪化させた。値上がり銘柄数は全体の53%を占めるにとどま
り、TOPIXは小幅ながらマイナス圏で着地した。
個別では川崎重工業<7012>が大幅高、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>
など半導体製造装置関連も買われた。フジクラ<5803>も堅調、ソフトバンクグループ
<9984>もしっかり。アネスト岩田<6381>、クレスコ<4674>などがストップ高。三
十三フィナンシャルグループ<7322>も値幅制限いっぱいに買われた。高速<7504>も
急騰した。半面、三菱重工業<7011>が冴えず、ディー・エヌ・エー<2432>が急落、
任天堂<7974>も冴えない。武田薬品工業<4502>、中外製薬<4519>など医薬品株に
大きく値を下げるものが目立つ。ゲオホールディングス<2681>も急落した。
出所:MINKABU PRESS