経済ニュース

<< 一覧に戻る

2025年08月01日(金)16時06分

東京株式(大引け)=270円安と反落、東エレクなど半導体関連株が下落

 1日の東京株式市場で日経平均株価は反落。東京エレクトロン<8035>が急落するな
ど半導体関連株が安く、全体相場を押し下げた。
 大引けの日経平均株価は前日比270円22銭安の4万799円60銭。プライム市
場の売買高概算は22億1907万株。売買代金概算は5兆6149億円となった。値
上がり銘柄数は1300と全体の約80%、値下がり銘柄数は291、変わらずは32
銘柄だった。
 前日の米株式市場では、物価関連指標の発表で米国の利下げ期待が後退したことが警
戒されNYダウは330ドル安と下落した。米国株安の流れを受け、日経平均株価は3
9円安と値を下げてスタート。特に、前日に26年3月期の業績予想の下方修正を発表
した東エレクが一時ストップ安と急落したこともあり、日経平均株価は午前9時20分
過ぎには480円超の下落で4万500円台まで売られる場面があった。ただ、今晩は
米7月雇用統計の発表が予定されていることもあり、後場にかけては様子見姿勢も強ま
り、日経平均株価は下げ渋った。結局、日経平均株価は反落し、東エレクが1銘柄で5
00円近く押し下げた。一方、建設や不動産、通運など内需関連株などは堅調でTOP
IXは上昇した。東証プライム市場に上場する8割の銘柄は値を上げ、東証33業種の
うち24業種は上昇した。
 個別銘柄では、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526
>、レーザーテック<6920>が安く、日立製作所<6501>やソフトバンクグループ<
9984>が値を下げた。三菱重工業<7011>やフジクラ<5803>、古河電気工業<5801>
も安い。任天堂<7974>や商船三井<9104>、HOYA<7741>が売られた。
 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や良品計画<7453>、JT<
2914>が高く、ファーストリテイリング<9983>やリクルートホールディングス<6098
>、富士電機<6504>が値を上げた。三井物産<8031>やNTT<9432>が堅調で三井
不動産<8801>や大成建設<1801>も買われた。
出所:MINKABU PRESS