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米東部時間午前10時49分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42888.43 + 24.57 (+ 0.06%) 42931.26 / 42707.14
ナスダック総合指数 18508.04 + 165.10 (+ 0.90%) 18545.17 / 18423.60
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きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落して始まったものの下押す動きまではなくプ
ラスに転じている。前日比は、ダウ工業株30種平均が24.57ドル高の4万288
8.43ドル、ナスダック総合指数が165.10高の1万8508.04。
本日はコロンブスデーで米連邦法では祝日となっており、銀行休業日にもあたる。米
国債市場も休場の中、米経済指標の発表もなく手掛かり材料に乏しい日ではあるが、米
株式市場は底堅い推移を続けている。エヌビディア<NVDA>などIT・ハイテク株への
買いが続いており、全体をサポートしている。
投資家は最新の決算に注目する一方、米大統領選にも関心を向け始めている。ハリス
副大統領とトランプ前大統領の決選投票があと数週間に迫っているが、オッズはトラン
プ氏が若干有利に推移している状況。しかし、まだどちらが勝つかは全く不透明だ。
一部からは、「トランプ氏の勝利は市場のリスク選好を後押しする可能性が高い。欧
州やその他の国々を犠牲にして、米資産がより恩恵を受ける可能性がある。そのため、
米リスク資産の環境は概ねポジティブなままであろう」との見方が出ている。
先週は米大手銀の決算が好調だったことで、米株式市場もポジティブな反応を見せて
いた。今週も米大手銀のほか、主力企業が続々と決算を発表する。「先週のJPモルガ
ン<JPM>とウェルズ・ファーゴ<WFC>が予想を上回る決算を報告し、幸先の良いスタ
ートを切った。ただ、消費者の底堅さが際立っている半面、今回の決算はその分ハード
ルも高くなっている」との声も聞かれる。
ボーイング<BA>とキャタピラー<CAT>が下落しており、ダウ平均を圧迫してい
た。ボーイングは先週末引け後に世界全体で従業員を約10%削減し、民間航空機事業
と防衛事業全体で50億ドルの費用計上を発表した。ストライキが続く中で、同社の財
務問題の根深さが浮き彫りとなった。
一方、キャタピラーは米大手証券のアナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。
建設業界に対する見方を慎重にしており、ファンダメンタルズと同社株の乖離を指摘し
ている。
金融サービスのB.ライリー<RILY>が大幅高。鑑定・評価サービスを手掛けるグレ
ート・アメリカン事業を約4億ドルで投資会社のオークツリー・キャピタルに売却する
ことで合意したと伝わった。
バイオ医薬品のロングボード・ファーマ<LBPH>が急伸。デンマークの医薬品ルンド
ベックが同社を買収することで合意した。買収規模は26億ドルで、1株60ドルの現
金での買収となる。
ボーイング<BA> 147.90(-3.12 -2.07%)
キャタピラー<CAT> 392.44(-9.58 -2.38%)
B.ライリー<RILY> 5.45(+1.06 +24.15%)
ロングボード<LBPH> 58.82(+19.92 +51.20%)
アップル<AAPL> 230.81(+3.26 +1.43%)
マイクロソフト<MSFT> 421.54(+5.22 +1.25%)
アマゾン<AMZN> 188.86(+0.04 +0.02%)
アルファベットC<GOOG> 166.46(+1.94 +1.18%)
テスラ<TSLA> 219.35(+1.55 +0.71%)
メタ<META> 597.59(+7.64 +1.29%)
AMD<AMD> 166.93(-0.96 -0.57%)
エヌビディア<NVDA> 139.13(+4.33 +3.21%)
イーライリリー<LLY> 934.15(+2.09 +0.22%)
MINKABU PRESS