15日前引けの日経平均株価は前営業日比626円65銭高の4万232円45銭と
大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億4819万株、売買代金概算は2兆
1331億円。値上がり銘柄数は1287、対して値下がり銘柄数は299、変わらず
は58銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好の地合いが継続、日経平均は高く始まった後
も先物主導で上げ幅を広げた。前引け時点でフシ目の4万円台を回復している。前日の
欧米株市場が総じて高く、ドイツの主要株価指数が最高値を更新、米国でもNYダウが
連日の最高値更新と上げ足を一段と強めており、東京市場もそれに追随する動きとなっ
ている。外国為替市場では1ドル=149円台後半の推移と円安局面にあることも市場
センチメントを強気に傾けている。値上がり銘柄数は全体の8割近くを占めた。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が大幅高、東京エレクトロン<
8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が軒並み
人気となっている。ソフトバンクグループ<9984>も商いを膨らませ大幅高となった。
IHI<7013>が上昇、リクルートホールディングス<6098>、東京海上ホールディン
グス<8766>なども買われた。ジンズホールディングス<3046>はストップ高で値上が
り率トップに。半面、ファーストリテイリング<9983>がやや軟調、川崎重工業<7012
>も利食い優勢。フジクラ<5803>も売りに押された。ビーウィズ<9216>が大幅安、
Sansan<4443>の下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS