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2024年07月26日(金)15時42分

東京株式(大引け)=202円安と8日連続安、半導体関連株など売られる

 26日の東京株式市場で日経平均株価は8日続落。一時プラス圏に転じ3万8000
円台を回復する場面があったが、買い一巡後は値を消した。
 大引けの日経平均株価は前日比202円10銭安の3万7667円41銭。プライム
市場の売買高概算は17億8108万株。売買代金概算は4兆4350億円となった。
値上がり銘柄数は705と全体の約43%、値下がり銘柄数は871、変わらずは69
銘柄だった。
 前日の米株式市場では、NYダウは3日ぶりに反発したものの、ハイテク株は安くナ
スダック指数は下落。この米ハイテク株安の流れを受け、日経平均株価は下落してスタ
ートした。ただ、前日まで日経平均株価は7日続落と大幅安を演じていただけに、下値
には自律反発狙いの買いが入り一時3万8000円台まで値を上げる場面があった。し
かし、後場に入ると徐々に上値を切り下げる展開となり、売りに押されるなか再びマイ
ナス圏に転じた。大引けにかけて下げ幅は拡大した。半導体関連株などが下落し、全体
相場を押し下げた。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合
が開催されることから積極的な買いを手控える動きも強まった。
 個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<
6920>が安く、アドバンテスト<6857>やルネサスエレクトロニクス<6723>が値を下
げた。トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>も売られ、アシックス<7936>や日
本製鉄<5401>、商船三井<9104>が下落した。
 半面、三菱重工業<7011>や日立製作所<6501>、キーエンス<6861>が高く、三菱
UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>
が値を上げた。中外製薬<4519>やファーストリテイリング<9983>が買われた。決算
内容が好感されキヤノン<7751>や富士通<6702>が急伸した。
出所:MINKABU PRESS