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米東部時間午前11時51分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 44132.68 + 262.33 (+ 0.60%) 44209.48 / 43871.63
ナスダック総合指数 18955.29 - 17.13 (- 0.09%) 19011.33 / 18899.48
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きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続伸している一方、ナスダックは上値の重い
展開が見られている。前日比は、ダウ工業株30種平均が262.33ドル高の4万4
132.68ドル、ナスダック総合指数が17.13安の1万8955.29。
ウクライナ情勢は依然として不透明で、地政学リスクは意識されるものの、本日はウ
クライナ関連のニュースが何も伝わっていないことから安心感が広がっている。「ニュ
ースがないのが良いニュース」といったところだ。米株式市場はウクライナ情勢につい
てはひとまず静観している模様で、ネガティブな反応は一時的に収まっている。
エヌビディア<NVDA>が本日も下落。今週の決算は基本的に強い内容だったが、事前
の投資家の期待のハードルが高かったこともあり、物足りなさも感じている模様。高い
期待と現実との調整が本日も出ているのかもしれない。
そのような中、本日も前日同様に物色の矛先が、いわゆるシクリカル銘柄へ向かうロ
ーテーションの動きが見られている。セクター別ではコミュニケーションやITが下落
の一方、消費裁量、生活必需品といった消費関連や金融、産業が上昇。来年のトランプ
氏の政権復帰で、規制緩和や減税、そして緩和的な財政政策への期待がある中で、景気
循環株の見直し買いが再び起っているのかもしれない。
先週は選挙後の上昇が失速した週となっていたが、今週は対照的な雰囲気となってお
り、ダウ平均、S&P500、ナスダックとも週足陽線で終りそうだ。
アルファベット<GOOG>が本日も軟調。前日の引け後にオープンAIがウェブブラウ
ザーの開発を検討しており、小売りや旅行などのウェブサイトに検索機能を提供する契
約を結んだと報じられた。
アパレルのギャップ<GPS>が決算を受け大幅高。25年度通期ガイダンスで売上高
の見通しを上方修正したほか、営業利益も上方修正した。第4四半期のホリデー商戦に
自信を示した形となっている。
前日の引け後にS&Pダウジョーンズが、エネルギー分野のS&P500株価指数の
採用銘柄入れ替えを発表。テキサス・パシフィック・ランド<TPL>とアトラス・エナ
ジー<AESI>が採用された。両銘柄とも上昇。
ソフトウエア開発のエラスティック<ESTC>が大幅高。前日引け後に8-10月期決
算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表
し、25年度通期の見通しを上方修正している。
アパレル廉価販売のロス・ストアーズ<ROST>が決算を受け上昇。既存店売上高は予
想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、第4四半期の
1株利益の見通しは下方修正したものの、通期の1株利益の見通しについては上方修正
した。コスト削減が奏功した模様。
米衛星放送のディレクTVは、同業のディッシュ・ネットワークの買収を中止する意
向をディッシュの親会社エコスター<SATS>に通知したと伝わった。主要な債券保有者
の同意を得られなかったとしている。
ギャップ<GAP> 23.99(+1.95 +8.82%)
テキサス・パシフィック<TPL> 1668.33(+152.80 +10.08%)
アトラス・エナジー<AESI> 23.83(+2.32 +10.79%)
エラスティック<ESTC> 107.84(+13.71 +14.56%)
ロス・ストアーズ<ROST> 147.68(+4.72 +3.30%)
エコスター<SATS> 22.84(-0.73 -3.10%)
アップル<AAPL> 229.19(+0.67 +0.29%)
マイクロソフト<MSFT> 412.40(-0.47 -0.11%)
アマゾン<AMZN> 197.23(-1.15 -0.58%)
アルファベットC<GOOG> 166.25(-2.99 -1.77%)
テスラ<TSLA> 353.13(+13.49 +3.97%)
メタ<META> 555.11(-7.98 -1.42%)
AMD<AMD> 137.58(+0.09 +0.06%)
エヌビディア<NVDA> 141.81(-4.86 -3.31%)
イーライリリー<LLY> 747.35(-2.57 -0.34%)
MINKABU PRESS