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日本時間午前6時27分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 154.82 + 0.28 (+ 0.18%) 155.02 / 153.97
ユーロ・ドル 1.0417 - 0.0057 (- 0.54%) 1.0498 / 1.0335
ポンド・ドル 1.2533 - 0.0056 (- 0.44%) 1.2596 / 1.2487
ドル・スイス 0.8943 + 0.0076 (+ 0.86%) 0.8957 / 0.8852
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<きょうの材料>
※経済指標
【米国】
*米製造業PMI(11月・速報)23:45
結果 48.8
予想 48.9 前回 48.5
*米サービス業PMI(11月・速報)23:45
結果 57.0
予想 55.0 前回 55.0
*米コンポジットPMI(11月・速報)23:45
結果 55.3
予想 54.3 前回 54.1
*ミシガン大消費者信頼感指数(11月・確報値)0:00
結果 71.8
予想 73.9 速報 73.0
【カナダ】
*小売売上高(9月)22:30
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
結果 0.9%
予想 0.4% 前回 -0.8%(-0.7%から修正)(コア・前月比)
*ナーゲル独連銀総裁
・本日のドイツPMIの数字は驚きではない。
・ドイツ経済が停滞しているという見方を裏付ける。
・今後数カ月で追加利下げがある公算。
・インフレを2%に戻すという正しい軌道に乗っている。
・インフレ目標は遅くとも2025年半ばまでに達成される。
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<月曜日の材料と事前予想>
【NZ】
小売売上高(2024年 第3四半期)06:45
予想 -0.5% 前回 -1.2%(前期比)
【日本】
景気先行指数(確報値)(9月)14:00
予想 109.4 前回 109.4
景気一致指数
予想 115.7 前回 115.7
【ユーロ圏】
ドイツIfo景況感指数(11月)18:00
予想 86.8 前回 86.5
ロンバルデッリ英中銀副総裁が会議出席
ディングラ英中銀委員が会議出席
レーンECBチーフエコノミスト、英中銀ウォッチャー会議出席
ナーゲル独連銀総裁が討論会出席
マクルーフ・アイルランド中銀総裁が夕食会出席
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きょうのNY為替市場、ドル買いの流れは相変わらず続いていたものの、ドル円は円
買いの動きもあり、方向感なく154円台で上下動した。155-160円のゾーンは
上値が重くなっている一方、150円の方向に下押す動きも見られていない。155円
を軸に次の展開待ちといった雰囲気となっている。
今週はウクライナ情勢に絡んだ地政学リスクへの警戒感が高まったが、米株式市場が
底堅く推移したこともあり、ドル円は下値をサポートされている。一方、日米の金融政
策は状況に変化はなく、FRBはデータ次第でどちらの方向にもオープンと姿勢を強調
しており、市場は12月利下げを五分五分と見ている状況。日銀も同様で、各会合ごと
に最新のデータと情報を点検しているとし、12月の追加利上げの可能性も捨て切れな
くなっている模様。そのような中で、ドル円も方向感を出しづらい雰囲気となっている
ようだ。
ドルインデックスは2022年11月以来の高値で推移している。ただ、本日の場
合、ドルが買われているというよりも、本日のPMIを受けてユーロやポンドといった
欧州通貨の下げがドル高を演出しているといった印象もある。アナリストからは「投資
家は引き続きドル高に傾斜すべきだ」との見解が出ている。その理由として、米経済の
強さ、トランプ政権の緩和的な財政政策によるFRBの引き締め期待、法人税減税や規
制緩和による本国回帰、そして高生産性からのインフレ抑制による実質金利上昇などを
挙げている。
ユーロドルは下げを加速し、ストップを巻き込んで一時1.0335ドル付近まで下
落する場面が見られた。この日発表になったドイツ、フランス、ユーロ圏のPMIが弱
い内容なったことで、ユーロ圏経済の先行き不透明感が高まった格好。ユーロ圏PMI
(コンポジット)は48.1まで低下し、景気判断の分岐点である50を再び下回って
いる。
これを受けて一旦後退していた12月のECB理事会での大幅利下げ期待が復活して
いる。短期金融市場では0.25%ポイントの利下げは確実視している一方、0.5
0%ポイントの大幅利下げの確率を前日の15%から45%まで上昇させている。
ユーロドルはこのまま1.05ドルの水準を回復できないようであれば、来年にはパ
リティ(1.00ドル)が視野に入る可能性も排除できそうにない情勢。
きょうのポンドドルも売りが加速し、一時1.24ドル台まで下げ幅を加速する動き
が見られた。5月以来の安値水準を更新している。1.26ドルが強い下値サポートと
して意識されたが、一気にサポート水準をブレイクした格好。
この日の11月の英PMIが49.9と判断基準の50を下回り、ネガティブ・サプ
ライズを引き起こした模様。一方で、さすがに過熱感も出ており、過熱感を測るテクニ
カル指標であるRSIは売られ過ぎの30を下回っている。早期に1.26ドル台を回
復できないようであれば、4月につけた年初来安値1.2330ドルが視野に入る。
ただ、この日の英PMIは弱い内容ではあったものの、12月の英中銀の追加利下げ
への期待まではさほど高まってはいない。
MINKABU PRESS