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2025年04月04日(金)22時20分

NY外国為替序盤=一時144円台半ば

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日本時間午後10時18分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  145.48 - 0.58 (- 0.40%) 146.55 / 144.56
ユーロ・ドル 1.1041 - 0.0011 (- 0.10%) 1.1108 / 1.0965
ポンド・ドル 1.3009 - 0.0091 (- 0.69%) 1.3114 / 1.2963
ドル・スイス 0.8510 - 0.0082 (- 0.95%) 0.8600 / 0.8477
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 日本時間午後10時18分現在のドル円は1ドル=145.48円。きょうも市場は
大荒れとなる中、ドル円は一時144円台半ばまで急落する場面が見られた。本日も市
場はトランプ関税の影響を警戒する中、株式市場も依然として不安定な動きが続いてお
り、リスク回避の雰囲気が広がっている。
 警戒感が広まる中、本日は中国が報復措置を決めたことも市場の雰囲気を圧迫。新華
社通信によると、中国政府は4月10日から、米国からの全輸入品に34%の関税を課
すと伝えた。34%のトランプ関税に対する報復措置。加えて、複数のレアアース関連
製品に輸出制限を実施するとも伝わっている。
 市場からはリセッション(景気後退)の声も高まり始める中、短期金融市場ではFR
Bの年内の利下げ期待をさらに強めており、年内5回の利下げを60%以上の確率で織
り込む動きが出ている。その場合、6月のFOMC以降、毎回の利下げか、どこかで大
幅利下げを実施することを意味する。
 先ほど米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回った一
方、失業率は上昇、平均時給は予想を下回った。この数字の若干安心感も出て、ドル円
は145円台半ばまで買い戻されてはいる。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
4日(金)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS