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日本時間午後10時25分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 144.91 - 0.79 (- 0.54%) 145.55 / 144.67
ユーロ・ドル 1.1260 + 0.0097 (+ 0.87%) 1.1288 / 1.1157
ポンド・ドル 1.3369 + 0.0086 (+ 0.65%) 1.3404 / 1.3245
ドル・スイス 0.8334 - 0.0042 (- 0.50%) 0.8419 / 0.8319
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日本時間午後10時25分現在のドル円は1ドル=144.91円。きょうの為替市
場はドル売りが優勢となる中、ドル円も一時144.65円付近に下落する場面が見ら
れた。NY時間にかけて下げ渋っているものの、145円台に入ると戻り待ちの売りオ
ーダーも観測されている。
先週末の金曜日の終了間際に、ムーディーズが米国を格下げしたことがドル安を誘発
している模様。ムーディーズは米国の格付けを最高ランクの「Aaa」から「Aa1」
に引き下げた。この動きはフィッチとS&Pに続く。ムーディーズは声明で、近年にお
ける米連邦債務の急増と、他国よりも高い金利を理由に挙げている。
ドル円は4月22から5月12日までの上昇波の38.2%戻しが145.30円付
近に来ている。現在はその水準を下回って推移しているが、完全に割り込むようであれ
ば、50%戻しの144.25円付近が下値メドとして意識される。本日は21日線も
その付近に来ている。
オプション市場では、ドル安を想定したポジションが増えており、ドル離れへの為替
市場の構造変化を予測する動きは根強い。米中協議の進展を受けたリスク選好も一巡
し、市場も次の展開に備えている中、ドル離れへの警戒は根強くあるようだ。その意味
でも、今回のムーディーズの格下げはドルショート勢の背中を押している模様。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
19日(月)
現行付近にはなし
20日(火)
145.00(7.9億ドル)
145.50(10.3億ドル)
21日(水)
142.00 (8.8億)
MINKABU PRESS