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2025年12月03日(水)23時21分

NY外国為替序盤=一時155円台前半に下落

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日本時間午後11時20分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  155.41 - 0.47 (- 0.30%) 155.91 / 155.23
ユーロ・ドル 1.1661 + 0.0036 (+ 0.31%) 1.1675 / 1.1621
ポンド・ドル 1.3298 + 0.0085 (+ 0.64%) 1.3315 / 1.3205
ドル・スイス 0.8001 - 0.0030 (- 0.37%) 0.8033 / 0.7994
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 日本時間午後11時20分現在のドル円は1ドル=155.41円。きょうの為替市
場、ドル円は155円台後半から前半に下落。先ほど発表の11月のADP雇用統計が
予想外の減少となったことでドル安の反応が見られ、ドル円を押し下げている。
 ADP雇用統計は企業が2023年初め以来、最大の雇用削減を行い、労働市場の弱
さがより深刻化していることを示した。過去6カ月のうち4回減少となっている。市場
は来週のFOMCでの利下げをほぼ確実視しているが、その見方を裏付ける内容となっ
た。政府機関閉鎖の影響で米政府が発表する11月の米雇用統計は発表が遅れており、
来週のFOMCには間に合わない。そのため、通常以上に市場は注目を集めていた。
 一方、円安への期待も根強い。前日は植田総裁の講演で日銀の早期利上げ期待が高ま
り、短期金融市場では今月の決定会合での利上げの確率を80%程度まで高めている。
ただ一部からは、例え日銀が今月に利上げを実施したとしても、円安の流れを本格的に
反転させる可能性は低いとの指摘が出ている。
 日本の財政面での逆風が引き続き円を圧迫し、来年以降の追加利上げまでは強く織り
込めていない。今月の利上げ後に一時的に円が反発したとしても、それは戻り売りの好
機となる可能性が高いという。
 このあとの日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は155.50円に
観測。
3日(水)
155.50(12.7億ドル)
MINKABU PRESS