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2026年01月01日(木)06時28分

NY外為市況=一時157円試す展開

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日本時間午前6時27分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  156.71 + 0.30 (+ 0.19%) 156.99 / 156.33
ユーロ・ドル 1.1747 - 0.0001 (- 0.01%) 1.1759 / 1.1720
ポンド・ドル 1.3476 + 0.0008 (+ 0.06%) 1.3484 / 1.3402
ドル・スイス 0.7924 + 0.0007 (+ 0.09%) 0.7942 / 0.7916
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<きょうの材料>
*米新規失業保険申請件数(12月27日週)22:30
結果 19.9万人
予想 21.8万人 前回 21.5万人(21.4万人から修正)
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)0:30
原油 -193.4万(4億2289万)
ガソリン +584.5万(2億3433万)
留出油  +497.7万(1億2368万)
(クッシング地区)
原油 +54.3万(2211万)
*()は在庫総量
*マスク氏のxAI データセンター拡張で3棟目を購入
 マスク氏率いるAI企業xAIは、大規模データセンター群を拡張するためテネシー
州メンフィス市近くで3棟目を購入した。AIトレーニング容量をほぼ2ギガワット
(GW)の計算能力に引き上げることを目指している。
*トランプモバイル、金色スマホ「T1」の年内出荷は絶望的
 トランプ一族のブランドによる米国向け携帯のトランプモバイルで、主力端末との金
色スマホ「T1」の発売が再び延期され、当初予定していた年内出荷が見送られそう
だ。政府機関の閉鎖による物流・出荷遅延が一因とされている。英FT紙が伝えた。
*中国、台湾周辺での軍事演習を終了
 中国人民解放軍の東部戦区は、台湾周辺で実施していた軍事演習を終了した。新華社
が報じた。今回の演習では、軍の統合的な共同作戦能力を検証した。
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<明日の材料と事前予想>
元日でほぼすべての国が休場
バフェット氏がバークシャー・ハサウェイのCEO退任
キプロスが2025年上期のEU議長国に就任
ブルガリアがユーロ圏に加盟、ユーロ採用へ
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 きょうのNY為替市場、ドル円は買い戻しが優勢となり、157円台を試す展開が見
られた。朝方発表の米新規失業保険申請件数が雇用の底堅さを示唆する内容となったこ
とで、序盤に買い戻しを強めたものの、157円台を回復することなく今年の取引を終
了した。
 今回の申請件数はクリスマス休暇シーズン前後のデータでもあり、割り引いて見る必
要があるとの指摘がエコノミストから出ていた。それでも、レイオフが低水準に留まっ
ていることは示しているという。今回のデータは「米労働者は転職を躊躇している一
方、企業の方は採用を控えているものの、人員削減も控えている」という現状の認識を
現わしているのかもしれない。実際、短期金融市場は2026年の2回の利下げとの見
方を変えていない。
 今年のドルは、FRBの利下げや米貿易政策によるドル離れ、米財政政策を巡る懸念
などを背景に年ベースで8年ぶりの下げとなった。ドル指数は8%超下落。ストラテジ
ストからは「来年も脱ドル化がテーマとして再浮上すれば、ドルは一段と弱含み、今年
の第2四半期に見られたような動きが再現される可能性がある」との指摘も出ていた。
 ユーロドルは1.1720ドル付近に伸び悩む場面が見られたものの、1.17ドル
台はしっかりと堅持している。
 今年のユーロは年ベースで堅調なパフォーマンスを示し、低調なドルに対して13%
超上昇。これはドイツの財政刺激策への楽観的な見方を反映しているほか、トランプ大
統領の政策を巡る不透明感や、FRBの利下げ再開も反映した。
 短期金融市場では、来年にFRBが2回の追加利下げを実施すると見込んでいる一
方、ECBは据え置きが見込まれており、それはユーロをさらに下支えする可能性があ
ると見ている向きが多い。
 ポンドドルも前半に売りが強まった。本日の21日線が1.3410ドルに来ていた
が、その水準に顔合わせしていた。その下は100線と200日線が意識される展開。
 テクニカル的にポンドドルは中立に転じつつあるとの指摘も出ているが、100日線
と200日線が重なる水準は堅持しており、本日の後半の反転を見た限りにおいては、
リバウンド相場は維持されている印象。
 11月の英予算案が懸念ほど悪化しなかったことを受け、年末にかけて投資家はポン
ドショートを縮小していたが、来年にかけて英中銀が追加利下げに踏み切るとの見方が
強まれば、ポンドの上値は抑制されるとの指摘も出ている。
MINKABU PRESS