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2026年02月05日(木)06時26分

NY外為市況=157円台回復をうかがう展開

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日本時間午前6時24分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  156.92 + 1.17 (+ 0.75%) 156.95 / 155.70
ユーロ・ドル 1.1805 - 0.0014 (- 0.12%) 1.1838 / 1.1791
ポンド・ドル 1.3654 - 0.0043 (- 0.31%) 1.3733 / 1.3642
ドル・スイス 0.7770 + 0.0017 (+ 0.22%) 0.7776 / 0.7746
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<きょうの材料>
【経済指標】
【米国】
*ADP雇用統計(1月)22:15
結果 2.2万人
予想 4.5万人 前回 3.7万人(4.1万人から修正)
*米非製造業PMI(1月確報)23:45
結果 52.7
予想 52.5 速報 52.5
*米コンポジッPMI(1月確報)23:45
結果 53.0
予想 52.9 速報 52.8
*ISM非製造業景気指数(1月)0:00
結果 53.8
予想 53.5 前回 53.8
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)0:30
原油 -345.5万(4億2030万)
ガソリン +68.5万(2億5790万)
留出油  -555.3万(1億2737万)
(クッシング地区)
原油 -74.3万(2404万)
*()は在庫総量
*トランプ大統領
・利下げにほとんど疑いはない。
・次期FRB議長に指名のウォーシュ氏も利下げを望んでいる。
・利上げ志向であれば指名しなかった。
・イランの最高指導者は非常に心配すべきだ。
・ご存じの通り、彼らはわれわれと交渉している。
*トランプ大統領
・習主席と貿易、軍事、台湾について話した。
・4月に訪中するつもりだ。
*米財務省
四半期定例入札
10日:3年債 580億ドル
11日:10年債 420億ドル
12日:30年債 250億ドル
計1250億ドル
*ベッセント財務長官
・常に強いドル政策を支持する。
・金融政策ではFRBは独立すべき。
・FRBの二大責務は極めて微妙なバランス。
・FRBの独立性を信じるが、説明責任も必要。
・インフレが国を荒廃させた時、FRBは国民の信頼を失った。
*習近平国家主席
・トランプ大統領と協力する意思を示す。
・台湾分離を決して許容しないと表明
・台湾への武器売却を慎重に扱うよう要請。
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<明日の材料と事前予想>
【豪州】
貿易収支(12月)09:30
予想 34.5億豪ドル 前回 29.36億豪ドル
【ユーロ圏】
ドイツ製造業新規受注(12月)16:00
予想 -2.3% 前回 5.6%(前月比)
予想 1.3% 前回 10.5%(前年比)
ユーロ圏小売売上高(12月)19:00
予想 -0.1% 前回 0.2%(前月比)
予想 1.9% 前回 2.3%(前年比)
ECB理事会(2月)22:15
中銀預金金利
予想 2.00% 前回 2.00%
【英国】
英中銀政策金利(2月)21:00
予想 3.75% 前回 3.75%
【米国】
新規失業保険申請件数(01/25 - 01/31)22:30
予想 21.0万件 前回 20.9万件
片山財務相が金融イベント「Financial City TOKYO」登壇
日本30年利付国債入札(7000億円程度)
マックレム加中銀総裁が講演
ボスティック・アトランタ連銀総裁が討論会出席(質疑応答あり)
米露核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」失効
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 きょうのNY為替市場、ドル円は買戻しが続き、157円台回復をうかがう水準まで
上昇。本日もややドル高の動きが見られていたものの、それ以上に円安がドル円を押し
上げている。ユーロ円やポンド円といったクロス円も上昇。
 日本は衆院選の真っ只中だが、高市首相率いる与党が圧勝しそうな情勢となってい
る。世論調査では自民党単独過半数の見方も出ている。もしそうなれば、高市首相が進
める積極財政が国民の信任を得た格好となる。首相は円安についてもある程度容認して
いるのではとも取れる発言や見方も出ており、批判的なメディアは、インフレへの影響
一点だけを捉えて苦言を浴びせている。そのような状況を使って、投機筋が再び円売り
を入れているのかもしれない。
 一方、ドルについては、次期FRB議長にウォーシュ元FRB議長が決まりそうだ
が、「短期的にFRBは利下げ再開を急いでおらず、年内の利下げ織り込みも2回より
少なくなる可能性がある。そのため、ドルは最近の下落の一部を取り戻す余地がある」
との指摘が出ていた。ただし、ドルを本格的に強気では見ておらず、いずれドル安は再
開するとの見方から、「ドルの反発局面は戻り売りの好機」とも付け加えている。
 ユーロドルは上値の重い展開が続いた。下げ渋ってはいたものの、1.18ドル台が
重い状況に変化はない。本日の21日線が1.17ドル台半ばに来ているが、目先の下
値メドとして意識。一方、ユーロ円は円安の流れから一時185円台を回復する場面も
見られた。堅調な値動きが続いており、1月23日に付けたユーロ発足以来の高値18
6.85円付近を視野に入れた動きは続いている。
 本日は1月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が公表されていたが、予想
通りではあったものの、前回から伸びは鈍化し、ECBの2%目標を下回っていた。サ
ービスインフレも12月の3.4%から3.2%へ鈍化し、昨年8ー11月にかけての
上昇分をほぼ完全に巻き戻している。エコノミストからはサービスインフレは今後数カ
月でECBの予測をさらに下回る見通しだとの見方が出ている。
 賃金上昇率の鈍化やその他の先行指標は、サービスインフレの持続的な低下を示唆し
ており、これにより年後半にはコア指数も2%を下回り、総合指数は1.5%未満にな
る可能性があるという。これはECBの予測を下回る水準であり、年後半に利下げが実
施される可能性も見込んでいるとしている。
 ポンドドルは売り優勢の展開が続き、1.36ドル台半ばに下落。フィボナッチ3
8.2%戻しの水準を再び下回る値動きを見せており、1.36ドル割れを試しそうな
気配が続いている。本日1.35ドル台半ばに来ている21日線の水準までの下げも視
野に入りそうだ。一方、ポンド円は一時215円台まで上昇し、2008年以来の高値
水準に上昇したものの、その後は一時213円台まで伸び悩む展開。
 明日は英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果が公表されるが、今回は据え置きが
確実視されている。また、一部で期待されている利下げ時期についての明言も避ける可
能性が高いと見られているようだ。
 しかし、ストラテジストは「インフレ鈍化と労働市場の軟化が組み合わさることで、
金融政策の道筋はより低い金利に向かうとの見方が強まるはずだ」と指摘。その上で
「利下げは早ければ来月にも実施される可能性がある」と述べている。政府予算を背景
に、少なくとも短期的にはインフレ見通しはより穏やかに見えるという。
MINKABU PRESS