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米東部時間午前11時37分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 46071.79 + 580.87 (+ 1.28%) 46095.86 / 45577.09
ナスダック総合指数 22038.27 + 152.21 (+ 0.70%) 22048.65 / 21908.81
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きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。前日比は、ダウ工業株30種平均が5
80.87ドル高の4万6071.79ドル、ナスダック総合指数が152.21高の
2万2038.27。
注目されていた8月の米消費者物価指数(CPI)が取引開始前に発表になり、総合
指数で前月比0.4%上昇と予想を上回る上昇を見せた。前日の生産者物価指数(PP
I)とは違い、FRBの利下げ期待を後退させる内容ではあったものの、逆に市場は利
下げ期待を強めている。
同時に発表になった米新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、先週からの雇用へ
の不安を正当化する内容となった。市場はむしろ、そちらのほうに敏感に反応している
模様。短期金融市場では年内3回の利下げを完全に織り込む動きが出ている。
米株式市場は発表直後は時間外でネガティブな反応も見られていたが、米国債利回り
も低下していることから、通常取引に入るとポジティブな反応に変化している。米国債
利回りが低下しており、米株式市場を下支えしているようだ。ヘルスケアや一般消費財
などに買いが入り、ややローテーションの流れも見られる中、ダウ平均は大幅高となっ
ている状況。
ストラテジストからは、「米10年債利回りが3%台に低下すれば、株式市場はさら
に上昇する可能性がある」との指摘も出ている。
トミー・バハマやリリー・プルツァーなどのアパレルブランドを手掛けるオックスフ
ォード・インダストリーズ<OXM>が決算を受け大幅高。1株利益が予想を大きく上回
ったことを好感している。
バイオ医薬品のアビディティ・バイオ<RNA>が大幅安。5億ドルの増資計画が伝わ
った。新株発行で5億ドルを調達。本日の取引終了後に価格決定される見込み。
不動産売買のデジタルプラットフォームを提供するオープンドア・テクノロジーズ<
OPEN>が急騰。共同創業者のラボイス氏とウー氏が取締役会に復帰し、ショッピファイ
<SHOP>のネジャティアン氏を新CEOに任命すると発表した。
医薬品のアッヴィ<ABBV>が上昇。同社の「リンヴォック」の後発品訴訟で和解し
た。米国での後発品参入は2037年4月以降になる。
医療機関向けにクラウドソフトウェアを提供するウェイスター<WAY>が下落。投資
会社のEQT、ベイン、そしてカナダ年金基金投資委員会(CPPIB)が保有してい
る同社株を売却する計画だと伝わった。売却価格は最大2.7%のディスカウントにな
るという。
オックスフォード・インダストリーズ<OXM> 49.47(+9.06 +22.42%)
アビディティ<RNA> 37.46(-8.94 -19.27%)
オープンドア・テクノロジーズ<OPEN> 9.63(+3.77 +64.25%)
アッヴィ<ABBV> 220.60(+8.96 +4.23%)
ウェイスター<WAY> 38.74(-1.77 -4.36%)
アップル<AAPL> 228.40(+1.61 +0.71%)
マイクロソフト<MSFT> 502.77(+2.40 +0.48%)
アマゾン<AMZN> 231.22(+0.89 +0.39%)
アルファベットC<GOOG> 239.84(+0.28 +0.11%)
アルファベットA<GOOGL> 239.47(+0.30 +0.13%)
テスラ<TSLA> 361.35(+13.56 +3.90%)
エヌビディア<NVDA> 178.18(+0.86 +0.48%)
メタ<META> 750.46(-1.52 -0.20%)
AMD<AMD> 155.67(-3.87 -2.43%)
イーライリリー<LLY> 757.08(+2.46 +0.33%)
MINKABU PRESS