経済ニュース

<< 一覧に戻る

2024年05月09日(木)22時32分

NY外国為替序盤=一時155円台半ばに伸び悩む

--------------------------------------
日本時間午後10時30分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  155.75 + 0.22 (+ 0.14%) 155.95 / 155.17
ユーロ・ドル 1.0760 + 0.0012 (+ 0.11%) 1.0762 / 1.0724
ポンド・ドル 1.2500 + 0.0002 (+ 0.02%) 1.2511 / 1.2446
ドル・スイス 0.9078 - 0.0002 (- 0.02%) 0.9099 / 0.9065
--------------------------------------
 日本時間午後10時30分現在のドル円は1ドル=155.75円。ドル円はNY時
間に入って戻り売りが優勢となり、一時155円台半ばに伸び悩む場面が見られた。ロ
ンドン時間には156円を試す展開も見られていた。
 先ほど発表の米新規失業保険申請件数が予想以上に悪化し、先週の弱い米雇用統計を
追認する内容となったことでドル売りの反応が見られている。申請件数は23.1万件
と昨年8月以来の高水準となった。
 ただ、ドル円は買い戻しの流れを継続しており、売りが一巡すると直ぐに戻してい
る。先週のFOMCや米雇用統計を受けて年内利下げ期待が復活しているが、FOMC
明けのFRB委員の発言が比較的タカ派な内容が多く、見直しの動きが出ている。
 また、来週のインフレ指標のリスクを意識している可能性もありそうだ。4月の米消
費者物価指数(CPI)の現段階での予想は前月比0.4%上昇と、前月と同水準の上
昇が見込まれている。予想通りであれば、インフレ懸念を後退させることは無さそう
だ。
 ドル円については、介入観測に伴う先週の160円台前半から151円台後半への急
落の半値戻しが156円ちょうど付近にあるが、その水準を試しそうな気配が出てい
る。ただし、再度160円を積極的に目指そうという雰囲気まではまだなく、来週の米
インフレ指標次第といったところかもしれない。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
9日(木)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS