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2024年05月08日(水)01時27分

米株式市場前半=ダウ平均は小幅続伸

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米東部時間午後0時25分
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 38908.66 + 56.39 (+ 0.15%) 38977.61 / 38858.94
ナスダック総合指数  16390.45 + 41.20 (+ 0.25%) 16396.46 / 16326.21
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 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅続伸。前日比は、ダウ工業株30種平均が5
6.39ドル高の3万8908.66ドル、ナスダック総合指数が41.20高の1万
6390.45。
 先週の米雇用統計を受けて、年内利下げ期待が復活したこともあり、米株式市場は再
び上値追いの展開が見られている。しかし、ダウ平均は前日までの4営業日で1000
ドル超上昇しており、本日は上げ一服感が出ている模様。
 この日伝わったFOMC委員の発言がタカ派な内容だったことも上値を慎重にさせて
いる。この日はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わり、場合によっては利
上げの可能性に言及たことや、6月FOMCで公表される金利見通し(ドット・プロッ
ト)で、年内2回以上の利下げは予想していないとも述べていた。
 ただ、先週の米雇用統計は、米経済が過熱し過ぎているとの懸念を和らげており、利
下げに対する楽観的な見方を復活させている。ストラテジストは「1-3月期の雇用コ
スト指数の上昇など、相反する経済データがインフレの実際の軌道を巡る疑問を残して
いる。インフレが実際どうなっているのか、市場はちょっとした分岐点を探している可
能性がある」と指摘していた。
 「足元の実体経済が堅調に推移していることから、見通しについては少し建設的にな
っている。インフレは持続しているが、問題となるレベルまで加速していない。従って
リスク資産を保有する余地はある」とも付け加えている。
 ディズニー<DIS>が決算を受け下落。ディズニー+の加入者数が予想を下回ったこ
とを嫌気しているほか、通期の1株利益の伸びのガイダンスを従来の20%から25%
に引き上げたが、この引き上げ幅は予想には届かなかった。
 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け反落。アナリ
ストは米国での民間からの売上の伸びが急減速した点が指摘している。前四半期は7
0%の伸びを示していたものの、第1四半期は40%の伸びに鈍化した。
 電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が決算を受け下落。1株損益、EBITD
Aとも予想以上の損失を計上した。同社の事業拡大は自虐的で流動性ポジションを悪化
させる可能性があるとの指摘も出ていた。
 フィットネス機器を手掛けるペロトン・インタラクティブ<PTON>が大幅高。複数の
投資会社が同社の買収を検討していると伝わった。米CNBCが報じた。同社はここ数
カ月、非公開化を検討のため、少なくとも1社と交渉を行っているという。
ディズニー<DIS> 104.28(-12.19 -10.47%)
ペロトン<PTON> 3.98(+0.44 +12.29%)
パランティア<PLTR> 21.54(-3.67 -14.55%)
ルーシッド<LCID> 2.65(-0.40 -13.21%)
アップル<AAPL> 181.70(-0.02 -0.01%)
マイクロソフト<MSFT> 412.29(-1.25 -0.30%)
アマゾン<AMZN> 189.40(+0.70 +0.37%)
アルファベットC<GOOG> 172.90(+3.07 +1.81%)
テスラ<TSLA> 179.81(-4.95 -2.68%)
メタ<META> 469.71(+4.03 +0.87%)
AMD<AMD> 156.18(+0.40 +0.25%)
エヌビディア<NVDA> 912.99(-8.41 -0.91%)
イーライリリー<LLY> 772.12(+5.44 +0.71%)
MINKABU PRESS