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2024年05月06日(月)22時22分

NY外国為替序盤=153円台半ば

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日本時間午後10時21分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  153.60 + 0.55 (+ 0.36%) 154.01 / 152.78
ユーロ・ドル 1.0784 + 0.0023 (+ 0.21%) 1.0791 / 1.0751
ポンド・ドル 1.2588 + 0.0041 (+ 0.33%) 1.2594 / 1.2537
ドル・スイス 0.9037 - 0.0017 (- 0.19%) 0.9090 / 0.9036
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 日本時間午後10時21分現在のドル円は1ドル=153.60円。きょうのNY為
替市場、ドル円は153円台半ば取引が始まっている。先週の米雇用統計を受けたドル
売りは一服しているが、ドル円は先週の急落から値ごろ感の買い戻しが出ている状況。
先週の米雇用統計はFRBにとって歓迎すべき兆候を示しており、非農業部門雇用者数
(NFP)が予想を大きく下回ったことのほか、特に賃金の伸びが引き続き鈍化してい
ることは心強い内容ではあった。
 また、米雇用統計発表後で反応は鈍かったが、ISM非製造業景気指数が判断基準の
50を下回り、2022年以来の縮小圏に低下していた。サービス業の減速が示唆され
ており、米雇用統計でも特にレジャー・接客部門の就業者数が4月は5000人増に留
まっていた。米企業の1-3月期決算でもマクドナルドやスターバックスのような企業
は春以降、米消費者の財布の紐が固くなっていることに揃って言及している。
 FRBが特に懸念していたサービス業のインフレが今後、落ち着いて来るのではとの
期待感もあり、短期金融市場ではFRBが秋以降利上げを開始し、年内2回の利下げで
コンセンサスを形成しようとしている。米大手証券からは、環境がそろえば、7月利下
げ開始の可能性もあるとの指摘も出ていた。
 その意味では来週の米インフレ指標は、かなり重要なポイントとなりそうだ。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は154円に観測され
ている。
6日(月)
154.00 (10.5億ドル)
MINKABU PRESS