経済ニュース

<< 一覧に戻る

2024年05月03日(金)05時32分

NY貴金属引け速報=金は小反落、米雇用統計の発表を控えて動意薄

---------------------------------------
金 24/ 6 2309.6 - 1.4 プラチナ  24/ 7 962.6 + 7.7
24/ 8 2331.6 - 1.3       24/10 974.1 + 7.9
銀 24/ 7 2682.9 + 8.1 パラジウム 24/ 6 939.10 - 9.50
  24/ 9 2710.9 + 8.1       24/ 9 948.00 - 8.90
---------------------------------------
 ニューヨーク金は小反落、銀は小幅続伸。終値の前日比は金は1.5~0.7ドル
安、中心限月の6月限が1.4ドル安、銀が6.5~9.4セント高、中心限月の7月
限は8.1セント高。
 金6月限は小反落。3日の米雇用統計の発表を控えて売り買いが交錯した。今週の米
連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、米利下げ開始時期の不透明感が一段と強まっ
たことから、経済指標次第であるとの認識が改めて広がった。
 米新規失業保険申請件数の4週間移動平均が21.0万件まで減少し低水準を維持し
ていることや、1-3月期の米非農業部門労働生産性指数・速報値が前期比+4.7%
と高い伸びとなったことはインフレ圧力の高止まりを示唆し、米利下げ開始時期の不透
明感を強めた。
 銀7月限は小幅続伸。米雇用統計の発表待ちで動意は限られた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅続伸、パラジウムは小幅続落。前日
比は、プラチナが6.6~9.5ドル高、中心限月の7月限が7.7ドル高、パラジウ
ムが9.50~4.50ドル安、中心限月の6月限は9.50ドル安。
 プラチナ7月限は小幅続伸。主要な米株価指数が堅調に推移したことが支えとなっ
た。米金融緩和の開始時期は不透明だが、米利下げがいずれ始まりプラチナの工業用の
需要が回復すると期待されている。調整安をこなしつつも金相場が高止まりしているこ
ともプラチナの支援要因。
 パラジウム6月限は小幅続落。米物価見通しの不透明感が重しとなった。
MINKABU PRESS