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2024年05月01日(水)22時28分

NY外国為替序盤=157円台での推移

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日本時間午後10時27分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  157.66 - 0.14 (- 0.09%) 157.99 / 157.66
ユーロ・ドル 1.0678 + 0.0012 (+ 0.11%) 1.0685 / 1.0650
ポンド・ドル 1.2480 - 0.0012 (- 0.10%) 1.2498 / 1.2466
ドル・スイス 0.9198 + 0.0004 (+ 0.04%) 0.9224 / 0.9183
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 日本時間午後10時27分現在のドル円は1ドル=157.66円。きょうのNY為
替市場、ドル円はNY時間に入って伸び悩む動きが見られており、157.75円付近
で推移している。財務省の介入観測が出ているものの、ロング勢の上値追いの姿勢に変
化はなく、下値は拾いに来ているようだ。
 先ほど来週の四半期定例入札の予定が公表され、1250億ドル規模に設定された。
予想通りの規模だったが、これを受けて米国債利回りが下げており、ドル売りをやや誘
発している。
 本日の注目は午後のFOMCの結果発表になる。今回は金利据え置きが確実視され、
声明やパウエル議長の会見が注目される。第1四半期のインフレ指標が依然粘着性を示
したことから、FRBはタカ派な雰囲気を強調するものと考えられている。年内の利下
げ観測は否定しないものの「インフレ低下を確信させるデータが必要」との認識をさら
に強調する可能性がありそうだ。市場は年内1回か2回まで利下げ期待を低下させてい
るが、それを正当化する内容になると見られている。
 ただ、それ自体もある程度織り込み済みの中、一部からはバランスシートの政策変更
にも注目との指摘が出ている。FRBは現在、月額600億ドルの米国債と350億ド
ルのMBSの償還金の再投資を見送ることで量的引締め(QT)を実施している。FR
BはそのQTのペースを縮小させたい意向を示しており、2019年9月に見られたよ
うなバランスシート縮小によって引き起こされた市場の変動が再現されないようにした
い意向を示している。その当時は銀行システムが資金不足に陥り、レポ金利が突如劇的
に跳ね上がっていた。今回はその具体的な計画を発表するとの見方が出ており、6月か
7月以降、月間のQTのペースを概ね現在の約半分にするとの予想も出ている。
 市場からは、かなり織り込まれており、今回のFOMCはさほど大きな反応は見られ
ないのではとの見方も出ているようだ。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
1日(水)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS