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2024年04月19日(金)11時56分

東京株式(前引け)=前日比1260円安、全面安で3万7000円割れ急落

 19日前引けの日経平均株価は前日比1260円89銭安の3万6818円81銭。
前場のプライム市場の売買高概算は10億8883万株、売買代金概算は2兆7513
億円。値上がり銘柄数は47、値下がり銘柄数は1600、変わらずは5銘柄だった。
 日経平均株価は急落。前日に台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が決算発表を
行い、今年の半導体市場の成長見通しを引き下げたことが警戒され、半導体関連株が軒
並み安となった。米国の早期利下げ観測の後退も嫌気された。更に、イスラエルがイラ
ンを空爆したと伝わったことが警戒され、全体相場の下げに拍車がかかった。日経平均
株価の下落幅は一時1300円を超え、2月9日以来となる3万7000円割れの水準
に売られた。全体の約97%の銘柄が下落し、値上がりは石油関連株と海運株などに限
られる全面安商状となった。
 個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテス
ト<6857>、ディスコ<6146>が急落。ソシオネクスト<6526>やSCREENホール
ディングス<7735>も大幅安に売られた。ソニーグループ<6758>や楽天グループ<
4755>が安く、ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>も下落した。半
面、INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が高く、日本郵船<9101>や商船三井
<9104>が値を上げた。
出所:MINKABU PRESS