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2024年04月19日(金)17時18分

アジア太平洋株式市況(午後)=総じて下落、リスク警戒など重石

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午後5時16分現在のアジア太平洋の主要株価指数は下記の通り。

           直近値 前日比 高値 / 安値
中国  上海総合指数 3065.26 - 8.96(- 0.29%) 3080.32 / 3055.06
中国 深セン総合指数 1686.57 - 12.36(- 0.73%) 1700.63 / 1675.22
香港  ハンセン指数 16224.14 - 161.73(- 0.99%) 16254.90 / 16044.45

韓国  総合株価指数 2591.86 - 42.84(- 1.63%) 2609.90 / 2553.55
台湾    加権指数 19527.12 - 774.08(- 3.81%) 19992.06 / 19291.88

豪 ASX200指数 7567.28 - 74.83(- 0.98%) 7642.10 / 7492.60
印 SENSEX指数 72720.43 + 231.44(+ 0.32%) 72760.53 / 71816.46

シンガポールST指数 3176.17 - 11.49(- 0.36%) 3195.77 / 3152.72
タイ   SET指数 1335.04 - 25.98(- 1.91%) 1343.32 / 1333.61
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 19日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。ウィリアムズNY地区連銀総裁(兼F
OMC副委員長)が利下げの緊急性感じていない、データが正当化すれば利上げもあり
うると発言したことで、朝から株価が下落。さらにイスラエルによるイランなどへの攻
撃を受けて中東情勢懸念が朝の株安につながった。
 中国上海総合指数は8.96ポイント安の3065.26ポイント。香港株式市場で
ハンセン指数は161.73ポイント安の1万6224.14ポイント。豪州株式市場
でASX200指数は74.83ポイント安の7567.28ポイント。

 中国大陸市場で上海総合指数は小幅反落。NY原油の上昇などもあって石油大手の中
国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)、石炭エネルギー会社
の中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エナジー)が買われた。銀行株は総じてしっ
かりも、中信銀行(中国CITICバンク)が大きく売られた。情報・ハイテクの売り
が見られ、電子機器受託生産のフォックスコン、半導体のウィルセミコンダクタ、プロ
セッサ開発製造の海光信息情報技術(HYGON Information Technology)などが売られ
た。

 香港ハンセン指数は一時16044を付け、2カ月ぶり安値となった。その後162
31まで戻して引けている。石油価格上昇を受けて上海総合同様に中国石油天然気(ペ
トロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)などが買われた。海上輸送の東方海外
(オリエントオーバーシーズ)や不動産のカントリーガーデンなどがしっかり。新興E
Vメーカーの理想汽車、光学機器のサニーオプティカルなどが売られた。

 豪ASX200指数は朝から売りが出て、一時7500を割り込んだ。その後756
7まで戻して引けている。幅広く売りが出る中、資源・鉱山会社のフォーテスキューメ
タルズが2%弱、BHPグループ、リオティントが1%の下げとなっている。NY原油
の上昇を受けて石油会社サントスが買われた。

MINKABU PRESS