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2024年04月18日(木)22時27分

NY外国為替序盤=154円台での推移続く

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日本時間午後10時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  154.40 + 0.01 (+ 0.01%) 154.51 / 153.96
ユーロ・ドル 1.0659 - 0.0014 (- 0.13%) 1.0690 / 1.0657
ポンド・ドル 1.2460 + 0.0006 (+ 0.05%) 1.2485 / 1.2447
ドル・スイス 0.9103 - 0.0005 (- 0.05%) 0.9110 / 0.9081
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 日本時間午後10時26分現在のドル円は1ドル=154.40円。きょうもドル円
は154円台での推移が続いている。前日のG7および日米韓の財務相会合を受けて、
市場は財務省による介入への意識を高めている。G7声明では「2017年5月の為替
相場についてのコミットメントを再確認する」との文言を踏襲した。「為替の過度な変
動や無秩序な動きは経済金融に悪影響」。
 財務省が実弾介入を実施してくるかは未知数だが、前日の一連の動きで152円に引
き続き、今度は155円に心理的抵抗帯を形成させたことは間違いなさそうだ。また、
協調介入への思惑も一部では出ているようだ。ただ、為替操作国認定を行っている米国
が参加するとは考えられず、日韓での協調介入なら可能性があるとの見方も出ている。
ただし、今回はドル資産を売らなければならないので、韓国の効果は未知数。ユーロ圏
や英国が参加してくれれば、インパクトはかなりありそうだが、双方ともインフレは今
後低下して行くとの見通しを立てており、ECBは6月利下げのコンセンサスを形成し
ている状況。ここで自国通貨を押し上げてもあまり意味がなく、可能性は低いと思われ
ているようだ。
 事実上、日本が単独介入を実施し、ドル円が下落したとしても、一時的に終わるとい
うのが市場の共通認識になっている。結局、米インフレが落ち着きを示し、FRBの利
下げサイクルが可視化できるまでは潮の流れは変わらない。155円への警戒感はある
ものの、市場は下値を拾っているようだ。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
18日(木)
現行付近にはなし
19日(金)
155.00 (16.8億ドル)
22日(月)
155.00 (13.8億ドル)
MINKABU PRESS