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2024年04月17日(水)12時04分

東京株式(前引け)=続落、国内外の金利上昇警戒も下値抵抗力発揮

 17日前引けの日経平均株価は前営業日比66円75銭安の3万8404円45銭と
続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億4881万株、売買代金概算は2兆24
87億円。値上がり銘柄数は392、対して値下がり銘柄数は1206、変わらずは5
4銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウが下げ止まったことを受
け、寄り付きは買い優勢で始まり、日経平均は3万8600円近くまで水準を切り上げ
たが、その後は不安定な値動きとなった。米長期金利の急上昇に加え、国内金利も上昇
傾向をみせており市場センチメントを冷やしている。もっとも下値に対する抵抗力も発
揮し、前場段階では、日経平均はほぼ寄り付き天井の形となっているものの、値を消し
た後に先物を絡め買い戻され一時プラス圏に迫る場面もあった。結局前引けはマイナス
圏で引けた。値下がり銘柄数が全体の7割強を占めている。
 個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が売り買い交錯もやや売り優勢、
アドバンテスト<6857>も軟調に推移した。東京電力ホールディングス<9501>、さく
らインターネット<3778>なども下値を探った。マネーフォワード<3994>が大幅安、
LINEヤフー<4689>も安い。半面、ディスコ<6146>が商いを伴い高く、ソシオネ
クスト<6526>も売り物をこなし頑強。レゾナック・ホールディングス<4004>が商い
を伴い大幅高、三菱重工業<7011>も買いが優勢だった。ネオジャパン<3921>が値を
飛ばし、TOWA<6315>も物色人気。インターアクション<7725>も大きく上昇し
た。
出所:MINKABU PRESS