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2024年04月16日(火)11時50分

東京株式(前引け)=大幅続落、リスクオフの流れ加速し前場安値引け

 16日前引けの日経平均株価は前営業日比827円22銭安の3万8405円58銭
と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億5056万株、売買代金概算は2
兆2910億円。値上がり銘柄数は169、対して値下がり銘柄数は1473、変わら
ずは10銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場はリスクオフの流れが加速し、日経平均は続急落を余儀な
くされた。3万8000円台前半まで水準を切り下げ、前場の安値で取引を終えてい
る。前日の米国株市場ではハイテク株中心に売られる展開となり、NYダウは4月に入
ってから2000ドル以上も下落するなど調整色が強まっている。東京市場でもこの流
れに追随する形で半導体関連など中心に広範囲に売りが広がった。米長期金利の上昇が
顕著となるなか、国内10年債利回りも上昇傾向を強め、株式市場に逆風となってい
る。前引け時点でプライム市場の約9割の銘柄が値を下げている。
 個別ではレーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<
8035>、ディスコ<6146>など半導体主力株が商い活況も大きく下値を探る展開となっ
ているほか、東京電力ホールディングス<9501>も安い。トヨタ自動車<7203>も値を
下げた。日立製作所<6501>が売られ、三菱重工業<7011>も軟調。古野電気<6814>
が急落、FPパートナー<7388>も大幅安。半面、ニデック<6594>が商いを伴い高
く、ベイカレント・コンサルティング<6532>も堅調。テラスカイ<3915>が値を飛ば
し、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、東宝<9602>も物色人気。
出所:MINKABU PRESS