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2024年04月13日(土)06時03分

NY外為市況=中東情勢警戒で一時円高強まる

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日本時間午前6時1分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  153.23 - 0.04 (- 0.03%) 153.39 / 152.59
ユーロ・ドル 1.0643 - 0.0083 (- 0.77%) 1.0730 / 1.0623
ポンド・ドル 1.2452 - 0.0101 (- 0.80%) 1.2559 / 1.2427
ドル・スイス 0.9137 + 0.0037 (+ 0.41%) 0.9146 / 0.9093
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<きょうの材料>
経済指標
【米国】
*輸入物価指数(3月)21:30
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.3%(前月比)
結果 0.4%
予想 -0.8% 前回 -0.9%(-0.8%から修正)(前年比)
*輸出物価指数(3月)21:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.7%(0.8%から修正)(前月比)
結果 -1.4%
予想 N/A 前回 -2.0%(-1.8%から修正)(前年比)
*ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(4月)23:00
結果 77.9
予想 78.9 前回 79.4(ミシガン大学消費者信頼感指数)
・1年先のインフレ期待
結果 3.1%
予想 2.9% 前回 2.9%
・5-10年先のインフレ期待
結果 3.0%
予想 2.8% 前回 2.8%
【インド】
*消費者物価指数(CPI)(3月)21:42
結果 4.85%
予想 4.9% 前回 5.09%(前年比)
*鉱工業生産指数(2月)21:55
結果 5.7%
予想 6.8% 前回 4.1%(3.8%から修正)(前年比)
発言
*米高官
イスラエル、数日後にイランから直接攻撃を受ける可能性に備える
*グールズビー・シカゴ連銀総裁
複数のインフレ指標は期待よりも高い
もしPCEが再び上昇すれば、我々は物価安定に向かう
今頃は住宅関連のインフレは収まっていると考えていた
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<月曜日の材料と事前予想>
【日本】
機械受注(2月)08:50
予想 0.9% 前回 -1.7%(前月比)
予想 -6.0% 前回 -10.9%(前年比)
【ユーロ圏】
鉱工業生産指数(2月)18:00
予想 0.7% 前回 -3.2%(前月比)
予想 -5.5% 前回 -6.7%(前年比)
【カナダ】
住宅着工件数(3月)21:15
予想 24.5万件 前回 25.35万件(住宅着工件数)
製造業売上高(2月)21:30
予想 0.7% 前回 0.2%(前月比)
卸売売上高(2月)21:30
予想 0.8% 前回 0.1%(前月比)
【米国】
ニューヨーク連銀製造業景気指数(4月)21:30
予想 -7.0 前回 -20.9(ニューヨーク連銀製造業景気指数)
小売売上高(3月)21:30
予想 0.4% 前回 0.6%(前月比)
予想 0.6% 前回 0.3%(自動車除くコア・前月比)
企業在庫(2月)23:00
予想 0.4% 前回 0.0%(前月比)
中国中期貸出制度(MLF)1年物金利
ブリーデン英中銀副総裁「Innovate Finance Global Summit 2024」出席
レーンECBチーフエコノミスト、UCD経済学会主催イベント出席
ローガン・ダラス連銀総裁、日銀IMF共催「ジェンダー多様性会議」出席
IMF世銀春季会合(20日まで)
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 きょうのNY為替市場、ドル円はロンドン市場で直近の高値を更新する153円39
銭を付けた後、153円30銭前後の高値圏で推移。NY朝に米メディアがイスラエル
は、48時間以内にイランがイスラエル国内を攻撃する可能性に備えると報じたこと
で、リスク警戒の動きが一気に強まった。
 リスク警戒の円買い、ドル買いが進む中、ドル円は152円59銭まで急落。その後
153円09銭まで反発も、米ミシガン大学消費者信頼感の弱さもあって、152円7
0銭台を付けた。その後再び反発し153円20銭台まで上昇と、NY市場での下げ分
をほぼ解消して週の取引を終えている。
 介入警戒感はあるものの、市場ではもし入るとしても17日、18日のG20後では
ないかとの思惑が広がっている。152円手前でいったん膠着してから上値をトライし
たことや、ドル全面高の流れから、すぐの介入実施はハードルが高く、ドル高を協議す
ると言われているG20で主要国に介入の説明を行ってからの実施ではないかとの思惑
となっている。
 ユーロドルではリスク警戒のドル買いとなった。東京昼にかけての1.0720台か
ら、じりじりと下げて1.0650割れを付けてNY朝を迎えると、中東情勢絡みで.
0623を付けた。その後は少し戻すも、ドル高基調が継続し1.0650前後が重く
なった。
 クロス円は大きく下げた。ユーロ円はロンドン朝の164円台での推移から対ドルで
のユーロ売りに163円00銭近くまで下げてNY市場を迎えると、中東情勢がらみの
円買いに162円28銭まで下げている。その後ドル円の戻りもあって163円台を付
けたが、対ドルでのユーロ売りもあって戻りが鈍い。他のクロス円も同様の動きで、ポ
ンド円はロンドン朝まで192円台での推移、ロンドン市場で対ドルでのポンド売りに
191円00銭前後まで下げてNY市場を迎え、190円00銭前後まで下げた。その
後190円台後半まで買い戻しが入っている。
MINKABU PRESS