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2024年11月22日(金)06時30分

NY外為市況=一時153円台に下落

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日本時間午前6時29分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  154.52 - 0.92 (- 0.59%) 155.45 / 153.91
ユーロ・ドル 1.0474 - 0.0070 (- 0.66%) 1.0555 / 1.0462
ポンド・ドル 1.2590 - 0.0062 (- 0.49%) 1.2660 / 1.2576
ドル・スイス 0.8870 + 0.0028 (+ 0.32%) 0.8870 / 0.8821
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<きょうの材料>
【米国】
*米新規失業保険申請件数(11月16日週)22:30
結果 21.3万人
予想 22.0万人 前回 21.9万人(21.7万人から修正)
*フィラデルフィア連銀製造業景気指数(11月)22:30
結果 -5.5
予想 8.0 前回 10.3
*米中古住宅販売件数(年率)(10月)0:00
結果 396万件
予想 395万件 前回 383万件(384万件から修正)
*米景気先行指数(10月)0:00
結果 -0.4%
予想 -0.3% 前回 -0.3%(-0.5%から修正)(前月比)
【ユーロ圏】
消費者信頼感指数(速報値)(11月)0:00
結果 -13.7
予想 -12.2 前回 -12.5
*グールズビー・シカゴ連銀総裁
・今後1年間は金利が適正よりも若干低い状態が続く。
・最終金利に接近するにつれて利下げペースが鈍化する可能性。
・労働市場はほぼ完全雇用に近い付近に冷え込んだ。
*プーチン大統領
・ロシアは新型の中距離ミサイルでウクライナを攻撃した
・西側兵器の使用がウクライナ戦争に影響することはない。
・米国がミサイル条約を終了させたのは誤り。
・新型のロシア製ミサイルに対抗できるシステムはない。
*ゲーツ元米下院議員、米司法長官の候補指名を辞退
 トランプ次期大統領が司法長官に指名したゲイツ元米下院議員は、司法省長官就任の
検討から身を引く意向を表明した。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
全国消費者物価指数(10月)08:30
予想 2.4% 前回 2.5%(前年比)
予想 2.2% 前回 2.4%(生鮮食料品除くコア・前年比)
【英国】
小売売上高(10月)16:00
予想 -0.2% 前回 0.3%(前月比)
予想 3.5% 前回 3.9%(前年比)
予想 -0.3% 前回 0.3%(除自動車燃料・前月比)
予想 3.2% 前回 4.0%(除自動車燃料・前年比)
製造業PMI(速報値)(11月)18:30
予想 50.0 前回 49.9
サービス業PMI(速報値)(11月)18:30
予想 51.9 前回 52.0
【ユーロ圏】
ドイツ実質GDP(確報値)(第3四半期)16:00
予想 0.2% 前回 0.2%(前期比)
予想 -0.2% 前回 -0.2%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.2%(季調前前年比)
ドイツ製造業PMI(速報値)(11月)17:30
予想 43.1 前回 43.0
ドイツ非製造業PMI(速報値)(11月)17:30
予想 51.7 前回 51.6
ユーロ圏製造業PMI(速報値)(11月)18:00
予想 46.1 前回 46.0
ユーロ圏サービス業PMI(速報値)(11月)18:00
予想 52.1 前回 51.6
【カナダ】
小売売上高(9月)22:30
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
予想 0.4% 前回 -0.7%(コア・前月比)
【米国】
*米製造業PMI(11月)23:45
予想 48.8 前回 48.5
*米サービス業PMI(11月)23:45
予想 55.2 前回 55.0
*米コンポジットPMI(11月)23:45
予想 54.1 前回 54.1
ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(11月)23日0:00
予想 73.0 前回 73.0
ラガルドECB総裁が講演
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 きょうのNY為替市場、ドル買いの流れは続いていたものの、円高の動きからドル円
は戻り売りに押され、153円台に下落する場面も見られた。次第に方向感もなくな
り、日替わり相場の様相を見せる中、前日に回復した155-160円のゾーンから再
び下に出ている。
 ウクライナ情勢に絡んだ地政学リスクへの警戒感がドル円の上値を抑えた。ロシアが
大陸間弾道ミサイル(ICBM)をウクライナに打ち込んだ。ウクライナが西側の兵器
でロシア領内を攻撃したことに対する報復としている。プーチン大統領が明らかにして
いた。
 ただ、戦争はさらにエスカレートしつつあるものの、市場は引き続き落ち着いた反応
を見せ、米株式市場でダウ平均が大幅高となる中、ドル円も154円台に買い戻されて
いる。
 本日は植田総裁の講演があったが、12月の決定会合の結果を予測するのは不可能だ
と語った。日銀は各会合ごとに最新のデータと情報を点検している。市場では12月も
ライブ会合ということで、追加利上げの可能性が捨て切れなくなっているようだ。
 一方、FRBもオープンになっており、データ次第との言及も多い。12月18日の
FOMCまでに、雇用やインフレ、小売などの一通りのデータを確認できることから、
その内容次第ということのようだ。短期金融市場ではいまのところ五分五分と見てい
る。そのような中、ドル円も動きづらくなっているようだ。
 ユーロドルは1.05ドルを割り込んだ。ストップを巻き込んで1.0475ドル付
近まで一時下落。すぐに1.05ドル台を復帰できないようであれば、来年にかけてパ
リティ(1.00)を目指す展開も警戒される。ウクライナ情勢の悪化は米国や日本よ
りもユーロ圏への影響の方が大きい。
 ECBとFRBの金融政策の格差拡大も意識される。12月のFRBの利下げは五分
五分といった状況だが、ECBについては前日の賃金データの強さもあり、大幅利下げ
の可能性は低くなっているものの、0.25%ポイントの通常利下げは確実視している
状況。来年についても、FRBは利下げサイクルを一旦止めるのではとの観測も台頭し
ている一方、ECBは利下げをまだまだ継続との見方が多い。
 ポンドも対ドル、対円で下落し、ポンドドルは今月サポートされていた1.26ドル
を割り込んだ。ポンド円も194円台半ばまで下落し、再び200日線の水準に顔合わ
せしている。
MINKABU PRESS