28日の東京株式市場は日経平均株価が急反落、前日の米半導体株安やきょうの韓国
株市場の急落を横目に、大手半導体銘柄を中心にリスク回避目的の売りが噴出した。
大引けの日経平均株価は前営業日比2566円27銭安の6万2364円92銭と大
幅反落。プライム市場の売買高概算は25億9337万株、売買代金概算は9兆195
9億円。値上がり銘柄数は480、対して値下がり銘柄数は1047、変わらずは31
銘柄だった。
きょうの東京市場は波乱含みの展開で、日経平均の下げ幅は一時3000円あまりに
達し、6万2000円を下回る場面もあった。前日の米国株市場で半導体関連株が総じ
て売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3日続落し下値模索の動き
を強めたことを受け、東京市場でも同関連株を中心にリスクオフが加速した。取引時間
中は韓国KOSPIが10%を超える暴落となったこともあり、押し目買いの動きも限
定的だった。後場後半は指標株でもあるキオクシアがストップ安ウリ気配に張り付いた
ことで投資家心理が一段と冷え込んだ。今週は同社株を含め、半導体関連主力株の決算
発表が相次ぐことで、これを見極めたいとの思惑も買いを手控えさせる格好となったよ
うだ。ただ、小売関連株などが買われ、値下がり銘柄数は全体の3分の2強にとどまっ
た。
個別では、キオクシアホールディングス<285A.T>がストップ安で売り物を残
し下落率もトップとなった。アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、レ
ーザーテック<6920>など半導体製造装置関連の下げが大きいほか、SUMCO<3436
>は下落率で第2位となった。村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、イビデン<
4062>なども大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが
安く、JX金属<5016>も急落した。ユニオンツール<6278>、マクニカホールディン
グス<3132>、日本電波工業<6779>なども大きく水準を切り下げた。
半面、ファーストリテイリング<9983>が高く、任天堂<7974>も堅調。トヨタ自動
車<7203>が買い優勢だった。富士通<6702>が値を飛ばし、サンリオ<8136>もしっ
かり。JT<2914>も買いを集めた。円谷フィールズホールディングス<2767>がスト
ップ高に買われたほか、SHIFT<3697>、さくらインターネット<3778>が大幅高
に買われた。
出所:MINKABU PRESS