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2025年10月29日(水)11時57分

東京株式(前引け)=1000円高で5万1000円台も値下がり銘柄数8割

 29日前引けの日経平均株価は前営業日比1030円64銭高の5万1249円82
銭と急反騰。前場のプライム市場の売買高概算は11億9102万株、売買代金概算は
3兆7743億円。値上がり銘柄数は296、対して値下がり銘柄数は1279、変わ
らずは40銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場はリスクを取る動きが強まり、日経平均は1000円を超
える上昇で5万1000円台に乗せた。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合
株価指数がいずれも最高値更新を続けており、東京市場でもこれを受けて投資家のセン
チメントが再び強気に傾いた。米株市場ではAI・半導体セクターへの買いが目立った
ことで、東京市場も同関連株への物色の矛先が向いている。ただ物色対象は大型株偏重
で、中小型株は下げている銘柄が圧倒的に多い。プライム市場全体ではほぼ8割の銘柄
が下落した。
 個別では断トツの売買代金をこなしたアドバンテスト<6857>が急騰。売買代金2位
のソフトバンクグループ<9984>も高い。レーザーテック<6920>が値を飛ばし、フジ
クラ<5803>が物色人気。キオクシアホールディングス<285A.T>も上値を追っ
た。トーエネック<1946>、きんでん<1944>など電気工事会社が大きく水準を切り上
げ、日本車輌製造<7102>も大幅高となった。半面、ニデック<6594>が下値を探り、
ファーストリテイリング<9983>も下落。東京海上ホールディングス<8766>、リクル
ートホールディングス<6098>も軟調。デジタルホールディングス<2389>、北越コー
ポレーション<3865>、アステリア<3853>が急落した。
出所:MINKABU PRESS