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日本時間午前5時35分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 152.12 - 0.76 (- 0.50%) 152.88 / 151.76
ユーロ・ドル 1.1653 + 0.0008 (+ 0.07%) 1.1669 / 1.1626
ポンド・ドル 1.3275 - 0.0061 (- 0.46%) 1.3370 / 1.3248
ドル・スイス 0.7934 - 0.0021 (- 0.26%) 0.7967 / 0.7925
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<きょうの材料>
*S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(8月)22:00
結果 1.58%
予想 N/A 前回 1.81%(1.82%から修正)(前年比)
*住宅価格指数(8月)22:00
結果 0.4%
予想 N/A 前回 0.0%(-0.1%から修正)(前月比)
*コンファレンスボード消費者信頼感指数(10月)23:00
結果 94.6
予想 93.4 前回 95.6(94.2から修正)
*米中首脳会談、フェンタニル関税の引き下げ協議か
トランプ大統領と中国の習主席は30日に首脳会談を開く。中国が合成麻薬フェンタ
ニルの製造に使用される化学物質の輸出を取り締まれば、米国は対中関税の一部を引き
下げる方向で協議する見通しだと伝わっている。
*ADP、米雇用の週次暫定推計を開始 11日までの4週間は週平均1万4250人
増加
ADPは、米雇用の暫定推計値を週次で公表する新たな統計を開始した。これによる
と、10月11日までの4週間に民間部門の雇用は週平均1万4250人増加した。こ
の統計は10月28日から毎週火曜日に公表。民間雇用の変化を4週間移動平均で示
す。
*ネタニヤフ首相、ガザへの攻撃を指示 トランプ大統領仲介の停戦が危機に
イスラエルのネタニヤフ首相は軍に対し、ガザ地区への強力な攻撃を直ちに実行する
よう指示した。これにより、米国の仲介によって成立していた停戦が危機にさらされて
いる。停戦はわずか2週間余りしか続いていなかった。
*日本が米国産トウモロコシ、コメ、大豆など1.2兆円購入へ
日本が米国産のトウモロコシ、大豆、コメ、エタノールなどの農産品を80億ドル
(約1.2兆円)分を購入すると、ロリンズ農務長官がXで明らかにした。
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<明日の材料と事前予想>
【豪州】
消費者物価指数(CPI・月次)(9月)09:30
予想 3.1% 前回 3.0%(前年比)
消費者物価指数(CPI)(第3四半期)09:30
予想 1.0% 前回 0.7%(前期比)
予想 3.0% 前回 2.1%(前年比)
予想 0.8% 前回 0.6%(刈り込み平均・前期比)
予想 2.7% 前回 2.7%(刈り込み平均・前年比)
予想 0.9% 前回 0.6%(加重平均・前期比)
予想 2.7% 前回 2.7%(加重平均・前年比)
【米国】
中古住宅販売成約指数(9月)23:00
予想 1.4% 前回 4.0%(前月比)
FOMC(10月)30日03:00
予想 3.75~4.00% 前回 4.00~4.25%
パウエル議長会見 30日3:30頃
【カナダ】
中銀政策金利(10月)22:45
予想 2.25% 前回 2.50%
月例経済報告(10月)
オランダ総選挙
APEC閣僚会議(韓国、30日まで)
香港市場は重陽節のため休場
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きょうのNY為替市場、ドルが売り優勢となる中、ドル円は151円台に伸び悩んで
いる。明日から市場は重要イベントが目白押しの中、新規にポジションを傾けようとい
う動きまではなく月末接近もあり、ポジション調整が中心となった。
明日はFOMCの結果発表や、FOMC後にはマグニフィセント7の決算が始まる。
FOMCが利下げが確実視されている一方、米政府機関の閉鎖で経済指標の発表が延期
される中、パウエル議長は12月についてはオープンの姿勢を強調してくるとも見られ
ている。
本日のドル円は一時151.75円近辺まで下落していた。10月17日から27日
までの上昇波のフィボナッチ38.2%戻しが151.75円付近にあり、本日はその
水準でサポートされている。下抜けるようであれば、50%戻しの151.30円、6
1.8%戻しの150.85円あたりが視野に入る。
ユーロドルはNY序盤に売りが強まり、1.16ドル台前半に値を落としたものの、
動きが一巡すると1.1660ドル付近に戻す展開。ここ数日のユーロドルは底堅さを
取り戻しており、小幅ながらも5日続伸しているが、21日線を回復し、100日線も
うかがう動きが見られている。ただ、専らドルの動きに左右される展開ではある。一
方、ユーロ円は戻り売りが優勢となっており、177円台前半に下落。ユーロ発足以来
の高値更新でやや過熱感も見られていた。
今週は重要イベントが目白押しだが、ECBも30日に理事会を開催。ECBはすで
に利下げサイクルを終えており、インフレも目標の2%付近まで低下している中、今回
は据え置きが確実視されているようだ。声明でも9月に示した「現状は好位置にある」
というメッセージを繰り返すと見られている。
9月の理事会以降の経済指標は全体的にやや軟調な傾向を示しているものの、9月時
点の見通しを修正するほど弱さではない。また、ECBは「データ次第」および「会合
ごとに判断」という姿勢も強調するものと見られる。
ポンドドルは再び売りが優勢となり、一時1.32ドル台半ばまで下落する場面も見
られた。200日線が1.3235ドル付近に来ており、下値を試す動きが続いてい
る。ポンド円も下落しており、201円台に下落。
ポンドはさらに下落する可能性があるとの指摘がアナリストから出ている。リーブス
英財務相が予想以上に深刻な財政悪化に直面しているためだという。報道によると、英
予算責任局(OBR)は11月の予算案でGDPの見通しを0.3%ポイント下方修正
する見通しだという。
これは財政に約270億ポンドの打撃を与える規模で、リーブス英財務相は財政健全
化のために400億-500億ポンド規模の歳出削減または増税措置を講じる必要があ
ると分析している。アナリストは、これがポンドにとって大きな下振れリスクになると
述べた。
MINKABU PRESS