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日本時間午後11時35分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 154.24 - 1.76 (- 1.13%) 156.25 / 153.72
ユーロ・ドル 1.0516 + 0.0019 (+ 0.18%) 1.0533 / 1.0454
ポンド・ドル 1.2508 + 0.0024 (+ 0.19%) 1.2523 / 1.2426
ドル・スイス 0.8994 - 0.0065 (- 0.72%) 0.9073 / 0.8965
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日本時間午後11時35分現在のドル円は1ドル=154.24円。きょうのドル円
は海外市場に入って売りが強まっており、一時153円台に下落している。ドル売りも
去ることながら、円高の動きがドル円を押し下げている状況。ただ、FRBでも日銀で
もなく、本日の株式市場が不安定になっており、リスク回避の円高が出ている格好。
米株式市場がIT・ハイテク株中心に売りが広がっている。中国の新興企業ディープ
シーク社が先週、オープンAIの技術と競合可能とする最新AIモデルを発表。同モデ
ルが最先端の半導体を搭載していなくても実行可能で、コスト効率が良いとの観測が広
がった。これまでのエヌビディア<NVDA>を含むハイテク企業の優位性に疑念が生じる
可能性が広がっている。今週は大手IT・ハイテク企業の決算も控えており、市場では
警戒感が広がっているようだ。
今週はFOMCが予定されている。政策変更はないと見られており、いつも通りにパ
ウエル議長の会見に注目が集まりそうだ。昨年末のFOMCで委員の金利見通し(ドッ
ト・プロット)は今年2回の利下げだった。しかし、その後に発表された米雇用統計が
強い内容だったことで、一部からは年内の追加利下げを疑問視する声も出ている。イン
フレ指標が落ち着いた内容だったことから、利下げなしへの過度な観測は緩んでいる
が、パウエル議長が何らかのヒントを示すか注目される。
また、トランプ大統領が先週のダボス会議で、利下げを要請する発言を行っていた
が、それについて何か触れるか注目される。ただ、恐らくやり過ごすとの見方も多いよ
うだ。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は155円に観測。
27日(月)
155.00 (8.4億ドル)
29日(水)
155.00 (12.5億ドル)
MINKABU PRESS