27日前引けの日経平均株価は前営業日比1037円71銭高の5万337円36銭
と大幅高。前場のプライム市場の売買高概算は9億4983万株、売買代金概算は3兆
1462億円。値上がり銘柄数は1476、対して値下がり銘柄数は118、変わらず
は20銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前週末の米株高を引き継ぎ朝方からハイテク主力株を
中心に買いが流入、先物への大口買いを絡め日経平均はフシ目の5万円ラインを大きく
上回って前場の取引を終えた。目先高値警戒感は拭えないものの、高市早苗内閣の高支
持率なども拠りどころに政策期待の買いを引き寄せている。あすに予定されるトランプ
米大統領との日米首脳会談を前に、政策テーマが再燃する動きとなっている。また、企
業の決算発表本格化を控え、好業績が期待される銘柄を物色する動きも活発だ。プライ
ム市場全体の9割を超える銘柄が上昇している。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が断トツの売買代金をこなし株価も上昇、キ
オクシアホールディングス<285A.T>の上げ足も目立つ。アドバンテスト<6857
>が買われ、フジクラ<5803>も活況高。川崎重工業<7012>も上値を追った。第一稀
元素化学工業<4082>が値上がり率トップに買われ、アステリア<3853>、東洋エンジ
ニアリング<6330>も急騰した。半面、信越化学工業<4063>が冴えず、住友重機械工
業<6302>も値を下げた。安川電機<6506>も売りに押された。霞ヶ関キャピタル<
3498>がストップ安に売り込まれ、KOA<6999>も急落した。
出所:MINKABU PRESS