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2025年05月27日(火)11時50分

東京株式(前引け)=反落、全体商い低調で様子見ムード

 27日前引けの日経平均株価は前営業日比91円21銭安の3万7440円32銭と
反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億7639万株、売買代金概算は1兆50
39億円。値上がり銘柄数は955、値下がり銘柄数は591、変わらずは84銘柄だ
った。
 きょう前場の東京株式市場は様子見ムードのなか、日経平均は前日終値近辺でのもみ
合いとなった。日経平均は高い場面もあったが、買いが続かずに取引後半は前日終値を
下回る水準で推移した。前日の米国株市場がメモリアルデーの祝日で休場だったことも
あり、手掛かり材料難が意識されている。ただ、個別株の物色意欲は活発で値上がり銘
柄数が値下がり数を上回っている。TOPIXはわずかながらプラス圏で前場の取引を
終えている。全体売買代金は1兆5000億円あまりと低水準が際立っている。
 個別ではきょうも断トツの売買代金をこなしている川崎重工業<7012>が大きく上値
を伸ばしたほか、サンリオ<8136>も活況高。古河電気工業<5801>も買いが優勢とな
っている。霞ヶ関キャピタル<3498>が物色人気、日本製鋼所<5631>も上昇した。デ
ジタルアーツ<2326>が急騰、M&A総研ホールディングス<9552>も値を飛ばした。
半面、ディスコ<6146>が軟調に推移し、豊田自動織機<6201>も下値を探った。ファ
ーストリテイリング<9983>も冴えない動き。GMOインターネット<4784>が安く、
gumi<3903>も下落した。
出所:MINKABU PRESS