きょうの欧米市場の注目材料としては、3月の米小売売上高の発表やパウエル米連邦
準備理事会(FRB)議長の講演がある。3月の米小売売上高は、総合の大方の予想が
前月比1.4%増、自動車を除いた大方の予想が同0.4%増となっており、前月比で
は、総合、自動車を除いて、どちらも2カ月続けて増加するとみられている。
きょうはまた、3月の米鉱工業生産指数も発表される。大方の予想は前月比0.2%
低下となっており、前月比では4カ月ぶりに低下すると見込まれている。
きょうはさらに、カナダ中銀(BOC)理事会の結果の発表やマックレムBOC総裁
の会見も予定されている。市場では政策金利は現行の2.75%に据え置かれるとの見
方が優勢だが、2.50%に0.25%引き下げられるとの見方もかなりある。
MINKABU PRESS