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2024年06月06日(木)11時51分

東京株式(前引け)=反発、一時3万9000円台回復

 6日前引けの日経平均株価は前営業日比351円58銭高の3万8841円75銭と
大幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億7371万株、売買代金概算は2兆
3540億円。値上がり銘柄数は675、対して値下がり銘柄数は907、変わらずは
65銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場はリスク選好の地合いとなり、日経平均株価は一時500
円を超える上昇で3万9000円台に乗せる場面があった。前日の米国株市場でハイテ
ク株を中心に投資資金が流入、ナスダック総合株価指数が2%近い上昇をみせ史上最高
値を更新したことで、これに追随する動きとなった。特にエヌビディア<NVDA>の
上昇が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅高で最高値を更新
したことを受け、半導体関連株への買い戻しが加速、全体指数を押し上げている。た
だ、あす7日に米雇用統計の発表を控え、買い一巡後は上げ幅を縮小した。なお、前引
け時点で値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が大幅に上回っている。
 個別ではソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い大幅高に買われたほか、ディス
コ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>などが値を飛ばし
た。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。日立製作所
<6501>も高い。大阪ソーダ<4046>が値上がり率トップに買われ、双葉電子工業<
6986>も急伸をみせた。半面、売買代金で群を抜くレーザーテック<6920>が下げ止ま
らず、リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。ニデック<6594>が安
く、霞ヶ関キャピタル<3498>も大きく値を下げた。ワールド<3612>、アルプスアル
パイン<6770>が大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS