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2025年10月08日(水)22時27分

NY外国為替序盤=一時153円ちょうど

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日本時間午後10時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  152.54 + 0.64 (+ 0.42%) 153.00 / 151.74
ユーロ・ドル 1.1635 - 0.0022 (- 0.19%) 1.1661 / 1.1606
ポンド・ドル 1.3424 - 0.0002 (- 0.01%) 1.3435 / 1.3384
ドル・スイス 0.8005 + 0.0023 (+ 0.29%) 0.8019 / 0.7977
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 日本時間午後10時26分現在のドル円は1ドル=152.54円。NY時間に入っ
て152円台半ばに伸び悩んでいるものの、きょうも為替市場は円安が進行し、ドル円
は一時153円ちょうどまで上げを加速させていた。ドル円の急速な上げが波及してい
るのか、全体的に為替市場はドル高が優勢となっていたが、NY時間に入って戻り売り
が出ている状況。
 ドル円については、ファンド勢も積極的に買いを入れているほか、ショートカバーや
投機筋の買いも観測されている。市場の一部からは円キャリートレード復活の声も出て
いるようだが、さすがに過熱感は高まっており、過熱感を測るテクニカル指標であるR
SIは買われ過ぎの水準である70に到達した。
 来週にも実施される首班指名を無事通過できれば、高市政権が誕生する流れだが、市
場ではそれと伴に日銀の利上げペースが想定ほど早くはないのではとの憶測が広がって
いる。
 一部からは、そろそろ財務省による為替介入を気にする声も出ている。3週間で7円
ほど急速に円安・ドル高が進む中、155円が可能性として意識される水準だという。
ただ、介入リスクは現時点で差し迫ったものではなく、中にはドル円を押し目で拾うよ
う助言している日本の大手金融機関もあるという。当局からの発言は増えることが予想
されるものの、変動スピードは介入を正当化するほどではない述べている。
 本日は現地時間の午後、日本時間9日午前3時にFOMC議事録が発表される。利下
げを実施し、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)は年内あと2回の利下げ
予想を示した会合の議事録だが、その後のFOMC委員の発言は利下げに慎重な声が多
い。米政府機関閉鎖で経済指標も発表されない中、手掛かり材料として要注目ではあ
る。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
8日(水)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS