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2024年06月04日(火)23時40分

米株式市場序盤=ダウ平均は反発

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米東部時間午前10時37分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 38610.60 + 39.57 (+ 0.10%) 38680.00 / 38397.82
ナスダック総合指数  16780.05 - 48.62 (- 0.29%) 16826.34 / 16750.39
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 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日比は、ダウ工業株30種平均が39.
57ドル高の3万8610.60ドル、ナスダック総合指数が48.62安の1万67
80.05。
 取引開始直後は下げて始まったものの、直ぐにプラス圏に戻す展開。前日は弱いIS
M指数を受けてFRBの利下げ期待ではなく、景気減速への懸念に焦点があたってい
た。
 年内にはFRBが利下げに踏み切るとの楽観的な見方と、米経済の健全性に対する懸
念を投資家が比較検討する中で、6月相場に入って米株式市場は一旦方向感を見極めた
い雰囲気が出ているのかもしれない。
 ただ、一部からは「弱いデータはある時点でリスク資産にとって悪材料となるはずだ
が、そのある時点とは数週間から数カ月先のことだ。われわれは依然としてリスク資産
のロングを維持している。FRBが利下げに踏み切る可能性が高まるため、当初、弱い
データはリスク資産にとって好材料と解釈される可能性がある」といった声も出てい
る。
 短期金融市場では1回か2回の利下げが織り込まれており、早ければ9月までに利下
げを開始する確率を70%程度まで高めている。その場合は年内に2回実施を織り込む
動き。
 エコノミストからは、今週金曜日の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)が
3ヵ月連続で増加幅が縮小するとの予想も出ている。コンセンサス予想は前回の速報値
からは増加幅が若干拡大すると見られている状況。今回の米雇用統計は米経済と金利見
通しに関する手掛かりを探る上で極めて重要であるほか、その結果に対して市場がどう
反応するか見極めたい雰囲気もある。
 ゲームストップ<GME>が反落。2021年のような熱狂にはならないと見ている投
資家がいまのところ多いのかもしれない。
 エネルギー株が本日も軟調。原油先物市場でWTIが72ドル台半ばまで一時下落し
ており、嫌気されている模様。
ゲームストップ<GME> 26.73(-1.27 -4.54%)
エクソンモービル<XOM> 111.84(-2.61 -2.28%)
シェブロン<CVX> 155.36(-2.10 -1.33%)
SLB<SLB> 43.50(-0.58 -1.30%)
アップル<AAPL> 194.26(+0.23 +0.12%)
マイクロソフト<MSFT> 413.01(-0.51 -0.12%)
アマゾン<AMZN> 178.05(-0.29 -0.16%)
アルファベットC<GOOG> 174.11(-0.31 -0.18%)
テスラ<TSLA> 175.44(-0.85 -0.48%)
メタ<META> 475.14(-2.35 -0.49%)
AMD<AMD> 162.71(-0.84 -0.51%)
エヌビディア<NVDA> 1147.71(-2.29 -0.20%)
イーライリリー<LLY> 831.00(-0.26 -0.03%)
MINKABU PRESS