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2024年06月05日(水)05時29分

NY貴金属引け速報=総じて急反落、米10年債利回り低下にもリスク回避

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金 24/ 8 2347.4 - 21.9 プラチナ  24/ 7 995.9 - 26.9
24/12 2392.5 - 22.5       24/10 1008.7 - 27.0
銀 24/ 7 2961.7 -116.7 パラジウム 24/ 9 922.90 - 3.80
  24/ 9 2993.5 -117.7       24/12 931.90 - 3.80
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 ニューヨーク金、銀は急反落。終値の前日比は金は22.9~21.1ドル安、中心
限月の8月限が21.9ドル安、銀が119.0~115.3セント安、中心限月の7
月限は116.7セント安。
 金8月限は急反落。時間外取引からドル堅調にも軟調に推移。欧州時間の取引開始
後、一段安となり、終盤は22ドル安で推移。日中取引では、序盤に下値を切り上げた
が戻り売りが待ち受け、再度、下げ幅を拡大の動きとなった。4月の雇用動態調査(J
OLTS)で求人件数が29万6000件減の805万9000件と、2021年2月
以来3年超ぶりの低水準となり、米労働市場の緩和が示され、米10年債利回りが低
下。しかし貴金属市場はリスク回避の動きが強く、軟調な値動きを強いられた。
 銀7月限は、大幅反落。時間外取引から値を崩し、節目の3000セント割れを試す
動きとなった。日中取引でも手じまい売りの動きが強く、下げ足を速め、110セント
を超える下げとなった。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが大幅続落、パラジウムは小反落。前日比
は、プラチナが27.0~25.3ドル安、中心限月の7月限が26.9ドル安、パラ
ジウムが7.10~2.70ドル安、中心限月の9月限は3.80ドル安。
 プラチナ7月限は大幅続落。時間外取引では、金、銀の反落につれ安となり、終盤に
8ドル超の下落で推移。日中取引開始後、手じまい売り先行もようとなり、一段安とな
った。1000ドル割れまで値を崩し、供給不足見通しを材料に急騰した5月後半の上
げ幅を削る下落となった。
 パラジウム9月限は小反落。欧州時間から他の貴金属の軟調な値動きにつれ安も下値
堅く推移。日中取引も売り優勢も下げ幅は限られた。
MINKABU PRESS