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2024年06月04日(火)11時49分

東京株式(前引け)=反落、目先利益確定売りで下値試す

 4日前引けの日経平均株価は前営業日比173円78銭安の3万8749円25銭と
反落。前場のプライム市場の売買高概算は8億6988万株、売買代金概算は2兆15
84億円。値上がり銘柄数は732、対して値下がり銘柄数は848、変わらずは66
銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は幅広い銘柄に利益確定の売りが及んだ。前日の米国株市
場でNYダウが反落したことを受けリスク回避ムードが強まった。日経平均は前週末と
前日に大幅高をみせ、2営業日で870円近く水準を切り上げていたこともあり、目先
スピード調整の売りが表面化した。引き続き半導体関連株が冴えない動きを続けている
ほか、ここ物色人気を集めていたメガバンクなども利食われた。日経平均は一時300
円を超える下げをみせ3万8600円を下回る場面もあったが、前場後半を境に下げ渋
り3万8700円台まで水準を戻して着地している。
 個別ではレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>などが安いほか、三菱UFJフ
ィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガ
バンクも軟調。ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。ファーストリテイリ
ング<9983>が下落、大王製紙<3880>は大幅安、霞ヶ関キャピタル<3498>の下げも
目立つ。半面、三菱重工業<7011>がしっかり、ソニーグループ<6758>も堅調。リク
ルートホールディングス<6098>が上値指向を明示、JT<2914>も強い動きをみせて
いる。メディアスホールディングス<3154>、マースグループホールディングス<6419
>、SHIFT<3697>などが大きく水準を切り上げた。
出所:MINKABU PRESS