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2025年04月16日(水)11時49分

東京株式(前引け)=反落、3万4000円近辺を巡る攻防に

 16日前引けの日経平均株価は前営業日比251円23銭安の3万4016円31銭
と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億8761万株、売買代金概算は1兆6
704億円。値上がり銘柄数は581、対して値下がり銘柄数は992、変わらずは6
2銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は投資家の強弱観が対立するなか、寄り付きの日経平均は
前日終値近辺でスタートしたが、その後は次第に軟化傾向を強めた。前場取引後半に下
げ渋る場面もあったが、前引けにかけて売り直され、3万4000円大台ラインを巡る
攻防となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って軟調だったほ
か、時間外で米半導体大手エヌビディア<NVDA>が大きく売り込まれたことで、東
京市場も買い手控え感が広がった。今後、本格化する企業の決算発表で今期業績見通し
に対する警戒感も持ち高調整の売りを誘発しているもようだ。全体売買代金も1兆60
00億円台と低調。
 個別ではディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>をはじめ半導体関連の下落が目
立つほか、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。ディー・エヌ・エー<2432>、
サンリオ<8136>なども売りに押された。HIOKI<6866>が急落、大阪チタニウム
テクノロジーズ<5726>などの下げも目を引く。半面、三菱重工業<7011>がしっか
り、良品計画<7453>も買いが優勢だった。GMOインターネット<4784>が急騰、日
本調剤<3341>も大幅高に買われた。ボードルア<4413>、クリエイト・レストラン
ツ・ホールディングス<3387>なども大きく上値を伸ばしている。
出所:MINKABU PRESS