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2024年05月28日(火)11時54分

東京株式(前引け)=反落、半導体関連など軟調

 28日前引けの日経平均株価は前営業日比116円75銭安の3万8783円27銭
と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億5407万株、売買代金概算は1兆9
148億円。値上がり銘柄数は752、対して値下がり銘柄数は819、変わらずは7
7銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、朝方は強弱観対立のなか日経平均が高く推移する場面
もあったが、買い一巡後は値を消す展開となった。前日の米国株市場がメモリアルデー
で休場だったこともあり、手掛かり材料に乏しく上値を買い進む動きは見られなかっ
た。日銀の追加利上げ思惑が漂うなか、金融株に追い風となっている一方、ハイテク株
は買い手控えムードに。半導体製造装置関連の主力銘柄は総じて売られる展開で全体指
数を押し下げる形となっている。
 個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が大幅安、東京エレクトロン<
8035>も軟調。ルネサスエレクトロニクス<6723>が売りに押され、TOWA<6315>
も下落した。エクセディ<7278>が急落、ニッパツ<5991>も大きく売り込まれた。半
面、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、日本郵船<9101>も上昇した。三井住
友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも高い。ニデック<6594>が買い優
勢。北海道電力<9509>が活況高となるなど電力株も買われたが、そのなか東北電力<
9506>は値上がり率トップとなった。古河電気工業<5801>も物色人気。
出所:MINKABU PRESS