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2024年05月27日(月)11時51分

東京株式(前引け)=反発、買い一巡後は伸び悩む

 27日前引けの日経平均株価は前営業日比112円85銭高の3万8758円96銭
と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億9495万株、売買代金概算は1兆7
559億円。値上がり銘柄数は792、対して値下がり銘柄数は801、変わらずは5
6銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は半導体主力株のほか、海運株や電力株などを中心に幅広
く買い戻す動きが優勢となった。前週末の米国株市場で過度なインフレ懸念の後退から
ハイテク株などを中心に買い直されたことから、その流れを引き継ぐ格好に。ただ、買
い一巡後に日経平均は伸び悩む展開となっている。日本時間今晩の米国株市場がメモリ
アルデーに伴い休場となることで、海外投資家の買い意欲が細っており、ポジション調
整の売りが顕在化した。3万8700円を下回る水準では買い注文が厚く、前引けにか
けて締まる形となったが、個別株は値下がり銘柄数の方が値上がりより若干多くなって
いる。
 個別ではディスコ<6146>が大商いで上値を伸ばしたほか、ソシオネクスト<6526>
も売買代金を伴い大幅高。ルネサスエレクトロニクス<6723>も活況高となった。川崎
汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株が高い。三井住友フィナンシャルグループ
<8316>などメガバンクもしっかり。ミガロホールディングス<5535>、インフォコム
<4348>などが値を飛ばした。半面、TOWA<6315>が利食われ、ソニーグループ<
6758>も軟調。キーエンス<6861>、HOYA<7741>も下値を探った。コーエーテク
モホールディングス<3635>は急落、ストライク<6196>も大幅安。
出所:MINKABU PRESS