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米東部時間午前10時21分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 40564.46 + 351.75 (+ 0.89%) 40724.40 / 40455.40
ナスダック総合指数 16976.38 + 251.92 (+ 1.54%) 17136.55 / 16884.32
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きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。一時500ドル超上昇する場面も見られ
た。IT・ハイテク株に買いが強まっており、全体相場をサポート。ナスダックも大幅
高となっている。前日比は、ダウ工業株30種平均が351.75ドル高の4万056
4.46ドル、ナスダック総合指数が251.92高の1万6976.38。
トランプ政権がスマホやPCを含む一部の輸入電子機器について、相互関税の適用除
外したことが好感されている。これは、アップル<AAPL>などのハイテク企業には大き
な恩恵をもたらし、相互関税の基礎税率である一律10%も免除される。トランプ大統
領は本日、具体的な説明を行う予定。
今回のニュースを受けて、エヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>といった半導体関
連や、デル<DELL>、スーパー・マイクロ<SMCI>といったAIサーバー関連も上昇。
家電販売のベストバイ<BBY>も上昇している。
ただし、トランプ大統領は課税方針に変化はないことも改めて表明。週末に発表した
除外措置については、米国の貿易を再構築するという包括的な取り組みにおける手続き
上のステップに過ぎないと強調している。今後、特定の異なる関税を同セクターに適用
するという従来計画の一環に過ぎないとの方針を改めて示していた。
先週は波乱の週ではあったものの、株価指数は週ベースで反発し、S&P500は
5.7%上昇し、2023年11月以来の週次パフォーマンスを記録。ナスダックも
7.3%上昇していた。水曜日には、トランプ大統領がいくつかの新関税率について9
0日間の猶予を発表。大手銀の堅調な決算、そして必要であればFRBが介入するとい
う楽観的な見通しが米株式市場をサポートしている。
ただし、米国離れと景気後退懸念に関する懸念は根強い。
ゴールドマン<GS>が決算を受け上昇。株式トレーディング収入が予想を上回ったほ
か、取締役会が最大400億ドルの自社株買いを承認した。
インテル<INTC>が上昇。同社のプログラマブルチップ部門であるアルテラ社の株式
の51%を投資会社のシルバーレイクへに売却すると発表した。
デュポン<DD>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。同社の強固
なバランスシートに着目し、今後起こり得る景気後退の克服を支援するだろうと述べて
いる。
ネクストプラット<NXPL>が下落。同社は先週末に声明を発表し、米中関税のエスカ
レートが、中国における米製品の売上高見通しに重大な影響を与えると予想していると
述べた。
子供服の販売を手掛けるチルドレンズ・プレイス・リテール・ストアーズ<PLCE>が
決算を受け下落。1株損益が予想外の赤字とった。売上高も予想は上回ったものの1
0%の減収となった。
デル<DELL> 86.14(+4.21 +5.13%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 34.40(+1.25 +3.77%)
ベスト・バイ<BBY> 62.77(+2.34 +3.86%)
インテル<INTC> 20.59(+0.85 +4.28%)
デュポン<DD> 60.27(+1.38 +2.33%)
ゴールドマン<GS> 502.11(+7.67 +1.55%)
ネクストプラット<NXPL> 0.57(-0.05 -7.45%)
チルドレンズ・プレイス<PLCE> 5.79(-0.99 -14.60%)
アップル<AAPL> 205.10(+6.95 +3.50%)
マイクロソフト<MSFT> 392.01(+3.56 +0.92%)
アマゾン<AMZN> 183.59(-1.28 -0.69%)
アルファベットC<GOOG> 163.06(+3.66 +2.29%)
テスラ<TSLA> 256.40(+4.09 +1.62%)
メタ<META> 545.10(+1.53 +0.28%)
AMD<AMD> 95.24(+1.84 +1.97%)
エヌビディア<NVDA> 112.03(+1.10 +0.99%)
イーライリリー<LLY> 742.50(+10.09 +1.38%)
MINKABU PRESS